米IBMは29日(現地時間)、同社初となる最高プライバシー責任者(Chief Privacy Officer、CPO)にハリエット・P・ピアソン氏の就任を決めた、と発表した。e-ビジネスが本格化を迎え、消費者のプライバシー保護が重要視されてくることを受けてもの。プライバシー専任で責任者を決めるのは世界的にもそれほど多くない、という。
新ポストは、研究開発、マーケティング、販売、ウェブ戦略、テクノロジーなどと全社で多くのプライバシープロジェクトなどをグローバルに統合する。
e-ビジネスの登場によって、企業は消費者個々人の嗜(し)好や経済的なデータなど細かな情報を大量に収集できるようになった一方、個人データの開示や悪用につながる可能性もあるため、IBMは今回の新ポスト任命を決めた。
■URL
・ニュースリリース
http://www.jp.ibm.com/NewsDB.nsf/2000/11302
(市川徹)
2000/11/30
15:45
|