富士通(6702)は29日、インターネットを活用した企業の新ビジネス構築に対し、システムを早く安定して稼動させる「Webインテグレーションサービス」の販売を開始した。ネットを活用した経営戦略、情報システムの企画から運用までをカバーする「Webコンサルティングサービス」と、B2B(事業者間)やB2C(事業者・消費者間)など具体的なシステムをインテグレ―ションする「ソリューションスィート」の2つで構成される。2003年度までにこの事業で5,500億円の売り上げを目標にしている。
コンサルティングでは、Webの戦略立案からビジネスの評価まで一貫して行い、ブランディングやマーケティング、サイトデザイン、コンテンツ制作、サイト運営状況評価などが対象となる。事業展開に当たっては、米国で業界2位のWebインテグレータの「セピエント」の日本法人と連携、また日本で最大手のインテグレーター「メンバーズ」とパートナーを組む。
一方、ソリューションスィートは、「ネットショップ」や「ネット調達」など目的別のサイトに応じてハードやソフトがパッケージ化されており、価格は1,300万円から。コンサルティングサービスは個別見積もりとなる。急速に高まりつつある企業のネット環境構築への対応を、一貫して支援できるサービスを目指していく。
■URL
・ニュースリリース
http://www.fujitsu.co.jp/jp/news/2000/11/29.html
・富士通
http://www.fujitsu.co.jp/
・ネット構築の総合ソリューション展開~富士通SSL
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/11/17/doc1071.htm
・セピエント
http://www.sapient.co.jp
・メンバーズ
http://www.members.co.jp
(塩谷麻樹)
2000/11/29
18:46
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