NTTコミュニケーションズ(NTTコム)は、ファスナー最大手のYKKと協力してアパレル業界との商品に関する情報共有化を目指す「YKKファスニング・グローバルSCM(サプライ・チェーン・マネジメント)」を構築する。YKKのファスナー製品をタイムリーに供給、アパレルメーカーの商品化のリードタイム短縮などにつなげる狙い。
YKKは、アパレルメーカーが縫製工程などを海外に移転しているのに対応、ITを駆使して世界で同一の規格品を供給できるSCMの確立に取り組んできた。一方のNTTコムも、アパレル・テキスタイル業界向けにインターネットによるECプラットフォームである「アパレルアーク」をオ―プンなECサイトとして提供している。
両社は今回、こうした取り組みを発展させるためアパレルアークをベースにしたグローバルSCMを構築することになった。アパレルや縫製メーカーなどと製品の企画段階から製造までの情報を共有化する。サービスの本格開始は2001年4月中旬の予定で、当初はファスナーを中心に展開する計画。
■URL
・ニュースリリース
http://www.ntt.com/NEWS_RELEASE/2000NEWS/0011/1128.html
・旭化成、アパレルシステム事業を分社化~旭化成AGMSに
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/11/28/doc1174.htm
(沖野宗一)
2000/11/29
10:24
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