富士通(6702)は28日、樹脂成形向けのモールド金型設計支援ソフト分野で、CAD関連ソフトのベンチャーであるエリジオン(浜松市)と提携したと発表した。両社のソフトを組み合わせることで、金型設計でのデータ修正作業時間を約10分の1に短縮できるという。
組み合わせるのは、富士通の3次元モールド金型設計支援システム「MOLDWARE」とエリジオンの3次元CADデータ検証・修正ソフト「CAD Doctor」。MOLDWAREは米国社のCADシステム「Unigraphics」で動作するソフトだが、金型設計にはCADデータの変換が必要。その際、データに不備がでると煩雑な修正作業を行わなければならない。エリジオンのソフトにより作業が短縮可能となる。
両社はふたつのソフトをセットにして230万円で売ることにした。出荷開始は2001年1月下旬から。今後2年間で400セットを販売する計画。
■URL
・ニュースリリース
http://www.fujitsu.co.jp/jp/news/2000/11/28-1.html
・エリジオン
http://www.elysium.co.jp/japantop.html
(池原照雄)
2000/11/28
14:11
|