リコー(7752)は、2001年1月から製品の包装パッケージに「循環型エコ包装」を導入する。プラスチック製の部材を使い、製品を納入したあとは回収して別製品の包装に使える。まずは大型複写機の包装でスタートし、順次、中型機や小型機にも採用していく。
従来のエコ包装材は段ボールと紙で作られたものが多く、製品を納入すると全体の42%程度は廃棄することが多かったという。しかし、今回の循環型エコ包装は廃棄する量は全体の1.4%にまで減らし、質量比でみるとおよそ99%の部材については再利用が可能になった。
ポリプロピレンやABS樹脂などの素材を採用したことで、仮に破損したり再使用が完了しても粉砕すれば100%のリサイクルを実現。また3年間で最低18回の再使用が可能になった、という。さらに各部材にはバーコードを添付して、移動情報も管理できる。
リコーはこれをイマジオMF5570シリーズなどの大型複写機で運用を開始する。
(市川徹)
2000/11/28
10:16
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