日本ビクター(6792)は、中国最大のレコード会社「中国唱片総公司(CRC)」と合弁で音楽や映像のソフト制作などの新会社「中唱勝利影音有限公司」を設立し、中国への進出した。「中国中央政府認可によるA&Vソフト事業の外資合弁はこれが初めて(日本ビクター)のもので、今後はソフトの制作や販売だけでなく、中国国内ソフトの輸出と日本や海外ののソフト輸入における版権代理ビジネスも行う、という。初年度2億円以上をメドに新ビジネスを進めたい考えだ。
CRCと共同出資するのは、日本ビクター100%出資の同社子会社「JVC中国投資有限公司」。北京に本社を置き、資本金約1億3,000万円のうちCRCが51%、JVC中国は49%でそれぞれ構成する。
事業は、中国国内に10数万あるといわれるビデオシアターやビデオレンタルマーケットに向けてVHSソフトを製造。またCD、DVDなどの光ディスクの委託生産による発売も計画している。
さらに中国音像協会直属で中国国家版権局が認可した唯一のソフト版権の輸出代理会社と業務提携を結び、中国のソフトリソースにおける日本向け代理業務も受け持つ。
■URL
・ニュースリリース
http://www.jvc-victor.co.jp/products/others/CRC-JVC.html
(市川徹)
2000/11/28
09:23
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