日本初の外国株専門のオンライン証券「グローバルネットレード証券」は27日、インターネットを使った外国株の取引を28日から開始すると発表した。もともと6月の開始を目指していたが、システムを万全にするため10月開始に延期を表明、そして結局今回の正式スタートまでずれ込んでしまった。
Webサイトは、3月から開設されており、口座開設の申し込みは9月22日から受け付けていた。約2カ月経過したわけだが、口座数や資料請求件数などは公表されていない。
投資家からの注文は、同証券が独自に開発したシステムを通じて各国の提携証券会社に回送され、各取引所において取引が約定される。独自システムを使ったネットワークにより、取引コストは国内の大手証券を経由した取引に比べ5分の1程度なるという。
最低手数料は、米国株が35ドル、欧州株が50ユーロ、日本株が2,500円となっている。取引サービスのほか各国のマーケット指標やニュース、株価などの情報サービスも提供される。なかで、ファーストコールの企業データなどは有料だが2001年3月までは無料。
取り扱う取引所・取引市場は、NY取引所、NASDAQ、EASDAQ、パリ取引所、ドイツ取引所、アムステルダム取引所、東証(マザーズ含む)、大証(ナスダック・ジャパン含む)、店頭登録の各市場。近日中にロンドン取引所、ブリュッセル取引所へのアクセスも可能にする予定で、来年にはアジア市場へも広げる。
■URL
・グローバルネットレード証券
http://www.globalnetrade.co.jp/
・Global Netrade Securities(英語)
http://www.globalnetrade.com/
・欧州株もOK~外国株中心のオンライン証券が10月から営業開始
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/09/22/doc495.htm
(別井貴志)
2000/11/27
17:42
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