日本IBMは27日、セキュリティーソリューションのバリサート・ジャパンと企業間電子商取引分野のセキュリティーで提携関係を結んだ、と発表した。セキュリティー面を万全にしたソリューションを提供したいIBMと、独自のセキュリティー技術を持つバリサート、両社の思惑が一致した。今後、研究開発レベルから共同作業を進めていくことにしている。
共同で行うのは(1)取引時リアルタイムの電子証明書の有効性確認(2)契約書や注文書など企業間でやり取りしてきた情報を、電子的にネットワークで伝達する際の安全性(3)障害発生時の確実なデータ転送保証(4)取引成立後の電子受領書の発行と保存による取引の立証―など。
今後はバリサートのソリューション製品をIBMの子会社で販売していくほか、日本IBM箱崎事業所内にバリサート製品をメインとする技術検証センターも設ける予定。広範囲な協業関係を進めていくことにしている。
■URL
・ニュースリリース
http://www.jp.ibm.com/NewsDB.nsf/2000/11272
(市川徹)
2000/11/27
16:25
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