NTT西日本は27日、光ネットワーク時代に向けた検証施設「サイバービジネスワールド」を12月1日、大阪市中央区に開設すると発表した。施設内に最先端ネットワークインフラを実際に作り上げ、プラットフォームやアプリケーションの開発などで実験、検証するためのもの。さらにNTT西日本管轄内のほかの施設ともリンクさせて、情報流通ビジネスのインキュベーションを推し進める考えだ。
サイバービジネスワールドには、光ケーブル利用によって最大10Mbpsでインターネットに接続する高速インターネットインフラや、ISDN、ADSL(非対称デジタル加入線)などを用意。これをフルに活用してデジタルコンテンツ、映像配信、次世代ホームページ、次世代ECなどの各種ビジネスに関わる要素技術の実験や検証ができる。
また、NTTの横須賀研究所とつなげてネットワークスタジオビジネスへの対応も模索できるようにする。さらに、一般消費者も参加できるように、同施設の小型版ともいえるサイバーサテライトワールド梅田や日本橋などとネットワークで結んで、使い勝手などを試すことも可能だ。所在地は、大阪市中央区博労町2の5の15、OCBビル内。
■URL
・ニュースリリース
http://www.ntt-west.co.jp/news/0011/001127.html
・施設概要
http://www.ntt-west.co.jp/news/0011/001127_1.html
・サイバービジネスワールド
http://www.cbw.osaka.isp.ntt-west.co.jp/
(市川徹)
2000/11/27
15:22
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