シントム(6808)は24日、次世代携帯電話である「GSM方式デュアルバンド対応デジタル携帯電話」の量産を開始した、と発表した。軽量・小型が最大の特徴で、同社ではできるだけ早い時期に月産10万台に乗せる、としている。
GSM方式は世界158カ国で採用されており、激しい主導権争いが続いている次世代携帯電方式のなかでは“主流派グループ”のうちの一つ。特に米国で強く、昨年、同方式によるパーソナル・コミュニケーション・サービス(PCS)のネットワーク技術が完成したことで、米国ではさらに実績を伸ばしている、といわれている。
シントムでは今回量産するモデルに米デジックコミュニケーションズ社による簡易文字入力ソフト「T9」を導入し、スペック面でも強化した。
また、2001年春にはワ~ルドホンと呼ばれる新GSM方式の携帯電話も生産する予定。
■URL
・シントム
http://www.shintom.co.jp/
・NEC、北米向け次世代携帯電話開発に1億5千万ドル投入
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/09/18/doc436.htm
(市川徹)
2000/11/24
17:10
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