日本IBMは、東京都衛生局向けに携帯電話による医療機関検索サービスシステムを構築した。12月から携帯電話会社3社への情報提供を開始する見通し。国内で携帯電話による医療機関情報のサービスはこれが初めて。
IBMは、「WebSphere Transcoding Publisher」をフル活用して開発開始からわずか2カ月で構築を終えた、という。WebSphere Transcoding Publisherは、配信先のデバイスに応じたコードやフォーマットに既存のホストコンピューターやWebアプリケーションで使っているコンテンツのデータを自動的に変換する仕組みを持っている。これによって一般的にホームページで使われる記述言語のHTMLやXMLを、携帯電話やPDA用に書き直す必要がないほか、画像データの制限機能もあるのでデータやアプリケーションの修正も不要だ、という。
12月以降、iモード、EZweb、J-スカイウェブの各携帯電話会社の携帯で医療機関情報を検索を含めて見ることが出来るようになる。
■URL
・ニュースリリース
http://www.jp.ibm.com/NewsDB.nsf/2000/11222
(市川徹)
2000/11/24
11:43
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