松下電器産業(6752)は、ヘッドホンステレオやMD/CDプレーヤー、デジタルカメラなどの電源として世界的に需要が安定増加しているアルカリ電池を、タイで2001年2月から現地生産することを決めた。これで同社のアルカリ電池生産は、国内のほか米国、欧州、南米、アジアと世界5拠点体制となる。
生産は、松下電池工業の子会社であるタイ松下電池(TMB)が担当する。生産するのは当初単3形で、TMBは年間1億個の能力を備える。設備の投資額は約12億円。主な供給先はアジアのほか大洋州、中東、アフリカ。松下電器は、1995年からアルカリ乾電池の「ハイレート領域での高容量化」に取り組み、高性能を売り物に世界市場を開拓している。
■URL
・ニュースリリース
http://www.matsushita.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn001122-1/jn001122-1.html
・松下電器産業
http://www.panasonic.co.jp/
(沖野宗一)
2000/11/24
10:58
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