携帯電話やPHSなどモバイル向けコンテンツプロバイダーのサイバード(4823)が、12月21日店頭市場に新規登録する。これに伴い、1,900株を公募し100株を売り出す。公募・売り出し2,000株のうち、700株程度は海外で行う予定。
同社の事業は、メールや掲示板を中心とする「コミュニケーション系コンテンツ事業」(売上比率42.0%、公式コンテンツ数8本)と、生活や趣味に関する情報を提供する「インフォメーション系コンテンツ事業」(同50.2%、48本)、システムの開発コンテンツ企画などの「受託事業ほか」(同7.8%)に大別される。
2001年3月期連結決算予想は、売上高が29億5,261万円(前期比7倍増)、営業利益が12億2,407万円の損失(同1億3,199万円の損失)、経常利益が12億3,232万円の損失(同1億4,708万円の損失)、純利益が12億3,275万円の損失(同1億3,398万円の損失)としている。
主要株主としては、オムロンエンタープライズが保有比率6.94%、オムロン(6645)が同6.30%、Intel Pacificが同4.84%、伊藤忠商事(8001)が同4.42%。今後の展開としては、決済や物流、顧客・受注管理など、携帯端末を使った電子商取引を支援する「モバイル・コマース・ソリューションモデル」を企業に販売していく。このほか、広告事業を開始し、アジア、ヨーロッパへの事業展開も図っていく方針。
■URL
・サイバード
http://www.cybird.co.jp/
・サイバード、韓国に現地法人「サイバード・コリア」設立(ケータイWatch)
http://k-tai.impress.co.jp/news/2000/09/19/korea.htm
(別井貴志)
2000/11/22
11:15
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