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テキサスインスルメンツ、携帯型プレイヤー向けチップを開発

  日本テキサスインスツルメンツ(TI)は、携帯型デジタルオーディオシステムへの応用できるワンチップDSPコーデックを開発し、2001年第1四半期には量産体制に入る、と発表した。高集積度と低消費電力を売り物にし、5平方ミリという超小型パッケージに収められているので携帯製品に適用できるとしている。

  チップセットの「TLV320AIC23」は、消費電力(再生時)は19ミリワットと低いため音楽再生などの長時間稼動を実現する。またシグマデルタ技術を採用して16ビットから32ビットまでの4つの分解能において8kHzから96kHzまでの広範囲なサンプリング周波数に対応できる。

  適用は携帯型のオーディオ製品全般、デジタルカメラ、携帯電話など。再生だけをサポートする「TLV320DAC23」も同時に製品化する予定。

  サンプル出荷は12月末。1,000個受注時の単価はAIC23が3.99米ドル、AC23は2.99ドル。

■URL
・ニュースリリース
http://www.tij.co.jp/jsc/docs/news/scj0079.htm

(市川徹)
2000/11/22 10:14