NTTデータ（9613）は21日、小規模ネット通販ショップを開店するために必要な機能をASP（アプリケーション・サービス・プロバイダー）で提供する新会社「NTTデータキュビット」を設立した。受注、物流、マーケティングまでの支援を含むもので、サービスは原則無料にする。2001年3月からスタートさせる。

　 新会社は、NTTデータのベンチャー制度で提案があったものを採用して法人化。資本金は6,000万円で、うち90％はNTTデータが、残りの10％は提案者で社長に就任したNTTデータの経営企画部社員の細木康裕氏が出資した。

　 インターネットにおけるビジネスが拡大する中で、低価格または無料のASP事業へのニーズがあると判断。オプションを別とする初期導入費や月額固定費などはすべて無料とし、バナー広告や購入者へのダイレクトメール広告、物流業者との提携などによる収入で売上高をカバーする。事業の開始から3年目で単年度黒字化を目指す。