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聴覚障害者に認定資格の門戸を開放~マイクロソフトとリコー

  マイクロソフトは21日、聴覚障害者も取得が可能な同社ソフトウェアのトレーナー資格者試験を2001年2月から行う、と発表した。マイクロソフトとリコー・ヒューマン・クリエイツが共同で行うもので、両社は今後、年間6回の試験実施を計画している。

  資格は、「Microsoft Official Trainer(MOT)」認定資格制度でマイクロソフトのアプリケーション“オフィス”を中心としたトレーニング。これまで国内では約6,000人が認定を受けている。

  今回はこれを聴覚に障害を持つ人にも広く開放していこうと決まった。ここ数年で進む障害者に対する資格試験の門戸開放の流れを背景に、聴覚者障害者自身もIT関連技術へ関心が高まっていることも手伝って正式な認定として行われることとなった。来年の6回の試験で受験者30人を見込んでいる。

■URL
・リコー・ヒューマン・クリエイツ
http://www.rhc.co.jp/
・マイクロソフト
http://www.microsoft.com/japan/

(市川徹)
2000/11/21 14:05