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セキュリティー標準規格の認証取得を支援~富士通SSL

  富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(富士通SSL)は、セキュリティー管理行動を規定した標準規格“BS7799”に準拠した認証支援コンサルティング事業をスタートさせた。同社の管理試験合格者6人が企業の情報セキュリティーにおける国際標準への対応を支援するもので、近く国際標準規格ISOでもBS7799が登録される見通しとなっていることを受けて本格的なサービス実施に踏み切った。

  BS7799は、英BSIが作成した、企業・団体の情報を守るためのセキュリティ管理行動を規定した英国標準規格。近年、国際的に情報セキュリティ管理の規約化の動きが活発化し、国際標準規格ISOにも近くISO17799として登録される見込み、という。

  そこで富士通SSLではBSIの“リードオーディターコース試験”で合格した社員6人を中心にした支援サービス事業を始めたもの。コンサルティングは、BS7799のガイドラインに準拠したセキュリティーポリシーの作成、リスク分析と対策立案作成のコンサルティングの実施とユーザーのBS7799認証取得を支援する。

  今後、官公庁、金融機関など国内大手企業および安全対策認定事業所を対象に、富士通グループとの連携を進めて3年間で30億円の売上高を目指す。

■URL
・ニュースリリース
http://www.fjssl.co.jp/info/press/Press001120.html

(市川徹)
2000/11/21 09:47