野村総合研究所(NRI)は20日、一般投資家向けのリスク情報「Fundmark/RL(ファンドマーク・リスク・レベル)」を策定し、発表した。この12月から従来のリスクリターン分類(RR、証券投資信託協会によるもの)の表示が出来なくなることに伴うもので、NRIでは新しいFundmark/RLを投資評価レポートや、個人向け投資情報サイトで公表していく。
Fundmark/RLの決定のルールは、カテゴリー別のリスクをRL1からRL5までの5段階で表示。過去の実績をもとに、ファンドアナリストとクオンツアナリストの判断によって決める。また追加投信型株式投資のカテゴリーごとに、そのパフォーマンスを表す指数を決定。さらに同指数の過去10年間の月次変化率の標準偏差を年率換算して年率リスクも決定する仕組みだ。
RLの見直しは年1回、年末に行う。
Fundmark / RLの定義
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定義 |
RL1 |
安定性重視タイプ |
実質的に元本・利回りの安定性が確保できるもの |
RL2 |
値動きの小さいタイプ |
年率リスクが5%以下 |
RL3 |
値動きが中程度のタイプ |
年率リスクが5%超かつ15%以下 |
RL4 |
値動きが大きいタイプ |
年率リスクが15%超かつ30%以下 |
RL5 |
値動きが最も大きいタイプ |
年率リスクが30%超 |
■URL
・ニュースリリース
http://www.nri.co.jp/news/2000/001120.html
(市川徹)
2000/11/20
15:25
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