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用語解説
<トラッキング・ストック(TS) >
 子会社や自社内の特定事業部門の業績を株価に連動させることを狙った株式。その子会社や事業部門を自社・グループ内から手放すことなく、部門の独立性や業績向上へのモチベーションを確保できることになる。また投資家側からは親会社の議決権を有しながら、高い成長性をもつ事業部門を選別して投資できるというメリットもある。

 米国では、1984年にGM(ゼネラル・モーターズ)が情報処理大手のEDS(エレクトロニック・データ・システムズ)を買収した時に、GMが発行したのが第1号。現在では、40銘柄近いTSが発行されており、連結事業戦略の1手法として定着している。