米シマンテックコーポレーションの日本法人シマンテックは、大量にメールを送りつけてしまう新種のコンピューターウイルス「W32.Navidad」の被害拡大に警告している。実行してしまうとシステムが稼動しなくなるケースも多く、同社ではワクチンとなる駆除プログラムも用意してダウンロード出来るようにした。
W32.Navidadは、Microsoft Outlookをメーラーに使うパソコンユーザーの受信トレイにあるすべてのメールに対して、回答を装って感染ファイルを送りつけるもの。知らずに実行するとシステムそのものが動かなくなる事例も報告されている。
このため同社では受けた損害を修復するワクチンツールを用意してダウンロードを可能としてほか、今後さらに同ウイルスの変種が出る可能性もあるため注意を呼び掛けている。
■URL
・ニュースリリース
http://www.symantec.com/region/jp/news/year00/001117.html
・駆除ツールダウンロードリンク
http://www.symantec.com/region/jp/sarcj/data/w32.navidad.fix.html
(市川徹)
2000/11/20
11:10
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