東京証券取引所は17日、リアルビジョン（6786）の東証マザーズ市場への新規上場を承認した。上場予定日は12月21日。上場に伴い、1,500株を公募し800株を売り出す。主幹事は野村證券。

　 同社は、他社があまり開発してこなかった「ジオメトリ・エンジン」と呼ぶ3Dグラフィックス・エンジンの主要部分のハードウェア化を独自の技術開発によって取り組んできた。この技術を元にして、3DグラフィックスLSIやグラフィックス・ドライバ、3Dグラフィックス・ボード、EDA(Electronic Design Automation)ツールなどの開発・販売を手がけている。3D技術を応用して、ネットワークゲーム「ズサーヴァサー DreamCast版」の販売も行っており、専用のWebサイトも立ち上げている。

　 2001年3月期9月中間決算は、売上高が1億4,614万円、経常利益は1億2,541万円の損失、純利益は1億2,451万円の損失と赤字決算。大株主は図研（6947）で7,000株（全体の58.35％）保有しており、そのうち500株を今回売り出す。

■URL
・リアルビジョン
http://www.realvision.co.jp/
・IR
http://www.realvision.co.jp/japanese/ir.html
・ZusarVasar（ズサーヴァサー）
http://www.zusar.com/