日本IBMは17日、CSKネットワークシステムズがデータセンター用にIBMのエンタープライズサーバー「システム／390（S390）」を採用し、Linux OSのターボリナックスと組み合わせることを発表した。メインフレーム上でLinuxアプリケーションを稼動させるのは日本では初めてだという。

　 CSKネットワークシステムズは、これまでのインターネット、アウトソーシング、システム構築、ネットワーク関連の各事業に加え、データセンター事業の強化を決めている。

　 この核となるのがS390とLinuxとの組み合わせで、信頼性の高さや拡張性の広さ、低価格の構築費用などの理由から同システム採用を決めた。運用の一元管理と負荷分散、統合化実現も決め手になった、という。

　 CSKネットワークシステムズは、今までWebアプリケーション、メール、電子帳票システムなど複数のサーバーで行ってきたASPサービスを、今後はS390ですべてを統合。またIBMとタイアップして今後、需要が急増するとみられるLinuxエンジニアの育成も進めていく、としている