日本オラクル(4716)は16日、アプリケーションスイート“Oracle E-Buisiness Suite 11i”に統合するCRM(顧客管理)アプリケーションを今月22日から出荷する、と発表した。顧客の購買履歴や問い合わせ、クレームなどを一元管理することで全社的なCRMを技術的に支援する。
Oracle E-Buisiness Suite 11iは、ERP(統合業務パッケージ)やSCM(生産と販売の統合管理)が統合されており、販売からサプライチェーンまで全てのシステムで一貫したビジネスプロセスを可能にさせるもの。通常ならいくつかのデータベースを稼動させてカバーするところを、フロントからバックオフィスまで単一のデータベースで企業システムを構築できる。
CRM(顧客管理)アプリケーションは、これに組み込んで使うもの。マーケティング、セールス、インターネット、コールセンターなど企業の各種ビジネスプロセスを実現。企業全体で顧客満足度向上に向けた情報統合を可能にする、という。
■URL
・日本オラクル
http://www.oracle.co.jp/
(市川徹)
2000/11/16
16:13
|