NTT(9432)やNEC(6701)、松下電器産業(6752)などは15日、誰もが安心して高速ネットワークを使える環境作りを目的とする「光サービスアーキテクチャコンソーシアム(HSAC)」を設立した。一般家庭にまで光ファイバーが張り巡らされる時代を目前に控え、IT、家電など幅広い業界の企業が集まり、2002年1月には光サービス基盤作りの最終計画を作り上げる考えだ。
スタート時点で参加が決まっているのは、2社のほかにシャープ(6753)、大日本印刷(7912)と安田浩東大教授。放送品質並みの高精細映像でもネットワークを通じてやり取りできる光ネットワークが整備されようとしている一方、著作権保護や情報セキュリティーの問題もこれまで以上にクローズアップされている。
そこで光ファイバーネットワークを対象に「利用者が安心して使える高度ネットワーク」を目標にしてコンソーシアムが発足した。サービスの体系や機能、システムのモデルなどを検討し、その結果を広く公開していく予定。
12月1日からコンソーシアムへの入会メンバー募集を開始し、来年1月23日に設立総会を開く見通し。当初の参加メンバー以外にコンソーシアムの趣旨に賛同した企業はインテル、沖電気工業(6703)、角川書店、ソニー(6758)、東芝(6502)、凸版印刷(7911)、日本ヒューレット・パッカード、ノーテルネットワークス、パイオニア(6773)、日立製作所(6501)、富士通(6702)、松下通信工業(6781)。
■URL
・光サービスアーキテクチャコンソーシアム(HSAC)
http://www.hikari-sac.org/
(市川徹)
2000/11/15
17:53
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