日本ヒューレット・パッカード(HP)は15日、ソニー(6758)が提案している5.25インチ書き換え型光ディスクドライブUDO(ウルトラ・デンシティ・オプティカル)規格を採用して製品開発を進める、と発表した。2002年の製品化を目指す。個人ユーザーを中心に周辺メディアの大容量化が進み、フロッピーディスク(FD)やCD-Rなどに次ぐ記憶メディアの主導権争いが続いているところ。UDOにHPが参画することでシェア争いはさらに激しさを増しそうだ。
5.25インチUDO規格は、同サイズのMO(光磁気ディスク)ドライブの次世代を狙うもの。最大で40GBという大容量化を実現するほか、現行の5.25インチMOドライブと外形寸法が同じであることからシステムの入れ替えや拡張なども簡単に出来る、という。
データクエストによれば、HPは1999年におけるMO記憶装置の世界市場でシェア53%を占めるトップベンダー。ソニーと協調路線をとって2002年後半には“hp surestore optical jukebox”のネーミングで商品化を計画している。
■URL
・ニュースリリース
http://www-jp.jpn.external.hp.com/Corp/pressreleases/fy2001/bco06udo.htm
(市川徹)
2000/11/15
14:26
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