米オラクルは14日（現地時間）、eビジネス全般について世界最大の金融サービスグループのシティグループと提携を結んだと発表した。B2B取引に関して両社が協調関係を組み、B2B取引のモデルケース的な存在にする計画だ。

　 提携内容は（1）シティバンクの支払いや精算の機能をオラクルの製品群であるマーケットエクスチェンジに統合する（2）シティグループ内部の購買をオラクルのマーケットプレイス“OracleExchange.com”で行う（3）オラクルのインターネット調達ソリューションやExchange.comのサービスをシティグループの法人顧客へ提供する――など。

　 さらにシティバンクがすでに持っている総合金融ソリューション「CitiConnect」をオラクルのテクノロジーに組み込むことにも合意。B2Bサイトへの参加する人が物品やサービスのオンライン決済を、処理発生時に可能にするのがCitiConnectで、これにオラクルのデータベースやインターネットのソリューションを組み合わせる。