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イスラエル社開発のソフト「MGCPツールキット」~NTT-MEが国内販売

  エヌ・ティ・ティ・エムイー(NTT-ME)は、イスラエル「RADVision社」開発の大規模VoIP機器開発用ソフトウェア「MGCPツールキット」を、今月下旬から国内では初めて発売することになった。VoIP機器の開発期間短縮と、異なるメーカー間の相互接続性を実現する。今後5年間にロイヤルティーを含めて50億円の売上高を見込んでいる。

  MGCP(マルチメディア・ゲートウェイ・コントロール・プロトコル)は、通信の国際的な標準規格を作成するITUとIETAが提案している大規模ネットワーク向けの次世代規格。国内発売するツールキットはこの規格をベースに、VoIPハードウェア開発に向けて作られた。

  開発する機器のスペックに応じて機能を柔軟に選択でき、IPネットワークのプロトコルについても、今後制定することが予想されるものへも移行できるよう設計されている。

  さらに、開発期間の短縮や大規模システムに不可欠な遠隔監視制御機能も備えている。ライセンス料は1製品につき、技術サポートも含めておよそ1,200万円から。

■URL
・ニュースリリース
http://www.ntt-me.co.jp/news/news2000/nws001114.html

(市川徹)
2000/11/15 12:14