イー・トレード証券（8627）は富士銀行と提携し、Web上からリアルタイムで資金移動の指示が可能になる資金決済システム「富士サイバーバンク E*トレードバージョン」を2001年1月中旬から開始する。

　 同証券の顧客は、富士銀行の口座から即時に自分の証券口座へ24時間いつでも入金することが可能で、資金移動後は証券の買い付け余力などにすぐさま反映される。振り込み手数料は無料。これにより、銀行口座から証券口座への入金や資金移動の煩雑さが解消される。

　 富士銀行のインターネットバンキングサービス「富士サイバーバンク」を使った資金移動・決済サービスは、マネックス証券（8626）が今年の初めに「富士サイバーバンクマネックスバージョン」として最初に開始した。マネックスでは、これをさらに拡充し、富士銀のキャッシュカードと富士銀クレジットのクレジットカード機能を一体化した「富士スパークカード」をベースにした「富士スパークカード マネックスバージョン」を10月27日ニ投入している。

　 また、DLJdirect SFG証券も来春から「DLJVISAカード」の発行を予定するなど、オンライン証券が決済や資金移動、サービスポイントなど顧客の利便性やサービス向上のため、銀行やカード会社などと提携する動きが加速してきた。

入金・送金画面

買い付け余力にすぐさま反映