キヤノン（7751）は、15日から独自のASP(アプリケーションサービスプロバイダー）事業を2001年春から本格的にスタートさせるとともに、インターネットビジネスの大幅な強化に乗り出した。ネットプリントソリューションの拠点を現在の8カ所から100カ所へ一気に増やすなど急速に拡大するeビジネス市場への対応を急ぐ。

　 新しく始めたのは、膨大な資料などのデータを一括して管理し、必要なときに引き出したり印刷が可能なASPサービス「Digital Assets Bank」。専用サーバーを使い高度なセキュリティー管理も備える。高品位入力やプリントなどの出力も行う。

　 また昨年11月から開始したネットプリントソリューションサービス「CanDINet Design Service」は、2001年末までにプリント拠点を100カ所に増やす。インターネットを介して画像素材などのコンテンツを提供するもので、現在35,000点のコンテンツも100万点に拡大する。