ソニー・ピクチャーズ・デジタル・エンターテイメント（SPDE）社と無線配信メディアプロバイダーのベンチャーであるPacketVideoは13日（現地時間）、SPDEの保有する映画などのコンテンツを配信する戦略的業務提携に合意したと発表した。携帯電話など世界のモバイルサービス事業者向けに、PacketVideoの無線ストリーミング技術を使って配信する。

　 配信するのは映画のほか、テレビドラマ関連などのコンテンツ。今回の提携について、PacketVideoの（最高経営責任者）のジェームス・キャロルCEO（最高経営責任者）は「世界で最も広範囲な無線のエンターテイメント事業をつくることができる」としている。

　 米国のアナリストによると、米国での無線エンターテイメント市場は、2010年までにはおよそ100億ドル規模に達するとの予測もある。PacketVideoは1998年にカリフォルニア州で設立され、クレディスイス・ファーストボストンやインテル・キャピタル、TI、ソニー・アメリカなどが出資している。