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フルデジタルビデオの制作システム開発~松下子会社など2社

  松下電器産業(6752)子会社のパナソニック・デジタル・ネットワークサーブ(PDN)と日本デジタル・プロセシング・システムズ(DPS)は、フルデジタル映像を一元管理できる映像制作システムを開発し、2001年には商品化する。撮影現場での試験に入っており、このテストで使われた映画やドラマが近く放映される見通しだ。

  「Bingo!」のネーミングとなった同システムは、映像処理用ソフト“Digital Fusion DFX”や“Real Video Server Application”がインストールされる予定で、制作の現場で色味の調整や簡単なコンピューターグラフィックス(CG)合成などが実行できる。さらにその場からストリーミング発信でき、MPEG2出力の機能も備えている。

  映像制作の現場は、多様化と高画質化が進む一方で制作費や時間には厳しい制約がある、といわれる。そこでBingo!は制作工程や時間を大幅に短縮化して現場のニーズに応えた。

■URL
・パナソニック・デジタル・ネットワークサーブ(PDN)
http://www.panasonic.co.jp/pdn/index2.html
・日本デジタル・プロセシング・システムズ(DPS)
http://www.dpsj.co.jp/

(市川徹)
2000/11/14 11:56