ソニー(6758)と松下電器産業(6752)が全国のCATV放送局向けに、デジタル番組やデジタル放送のためのシステム機器を供給する会社を共同設立する計画が13日明らかになった。2社に、衛星のJSAT(9442)、住友商事(8053)、CS放送のスカイパーフェクト・コミュニケーションズ(4795、スカパー)を合わせた5社が中心となって、年内に企画会社を設立、半年後には事業会社にする計画だ。
5社は、CATV局がテレビ放送のデジタル化への対応を迫られていることに着目、デジタル番組や、インターネット用のデジタルコンテンツをJSATの衛星により供給する事業を立ち上げることになった。CATV局がデジタル放送に必要となるデジタル番組の送出装置や、視聴者側に設置する受信装置などシステム機器も割安な価格で開発するという。
企画会社は資本金1億円で、JSAT、住商、スカパーが各25%ずつ、ソニーと松下が10%ずつを出資することが固まっており、残りは、CATV会社やコンテンツプロバイダーなどの参加を仰ぐ。ソニーと松下は、BSやCSなど幅広いデジタル放送を対象としたプラットフォーム構築などの企画会社にも共同で出資しており、デジタル放送分野での連携を強めている。
■URL
・ソニー
http://www.sony.co.jp/index_ie.html
・松下電器産業
http://www.panasonic.co.jp/
・JSAT
http://www.jsat.net
・松下、ソニーなど14社が出資~デジタルTVの企画会社
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/10/23/doc782.htm
(池原照雄)
2000/11/13
19:00
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