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※矢印は出資を表す
( )内は年月 |
[コメント] そのほか、三和銀は日本信販、大京、東海銀は藤和不動産、フジタなどのメーン先ともなっている。東洋信託銀行を含めた3行合計の剰余金と有価証券含み益は1兆4000億円を超え、不良債権の処理余力では「三菱東京フィナンシャル・グループ」に次ぐとはいえ、こうした企業の経営が行き詰まれば、たちどころに「資本の危機」に陥る。 グループ内に投資銀行業務の核となり得る存在を持たない点も国際競争上、不利だ。有力外資と提携して業務を外部委託するなど、自前主義を捨てる覚悟が必要だろう。当初の統合構想からあさひ銀行が離脱、日本版ビッグバンの主戦場とされる首都圏でのリテール基盤が手薄になったことも痛い。穴を埋めるには、再々編が必要となろう。
富田 隆志
(2000/12/7) |
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