ウシオ電機
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☆☆
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来期も業績好調で株価の見直し余地大きい
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ウシオ電機の連結業績は、今2001年3月期で20%増収の66%営業増益が見込まれ、来2002年3月期では6%増収の24%営業増益(為替想定:112円/ドル)と好調に推移することが予想される。北米向け売上高は2001年3月期予想で220億円であり、為替が118円/ドルなら、さらに年間10億円前後の営業利益の上積み要因が生じる。
半導体露光装置の一種であるi線ステッパー用の光源ランプ(世界シェア8割)が今後伸び悩むと見られるものの、会議用データ表示用液晶プロジェクタの光源ランプ(同4割)が3割以上の成長を持続し、増収増益が続くことが予想される。2003年3月期にはプロジェクタ用光源がi線用光源より売上規模が大きくなりそうだ。また、1台数千万円と高価なデジタルシネマ用映写機システムの販売を今年末から本格化させる。数年後には年間1000台の販売を目標としており、注目できよう。
半導体関連に位置付けられ、現在は調整を余儀なくされているが、見直し余地は大きいと思われる。
つばさ証券経済研究所企業調査部アナリスト
田畑 憲一
☆印は筆者あるいは筆者が所属する会社の判断を、☆の数に置き換えたものです。
証券会社等によって基準の違いはありますが、おおむね「☆☆☆」は「強気買い」、
「☆☆」は「買い」、「☆」は「保留」に相当します。
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