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ゆうちょアプリでATM出金 カード不要は便利
2023年5月31日 08:20
ゆうちょ通帳アプリが5月16日に機能を拡充し、キャッシュカードが手元になくてもATMで現金の預け入れ・引き出しができるようになりました。ゆうちょのATMに「スマートフォンでのお取引」という項目が追加され、ATMに表示されたQRコードをスマホアプリで読み取ることで利用できます。
必要なアプリは「ゆうちょ通帳アプリ」と「ゆうちょ認証アプリ」。アプリはiOS/Androidどちらにも対応し、アップデートすると上記機能が利用可能になります。なおアップデートにより、ゆうちょ通帳アプリの利用環境から、iOS 12およびAndroid 6～8は対象外となったので注意が必要です。
さっそくスマホを介したATM取引で現金の引き出しを試してみましたが、普段から振込などで2つのアプリを使っていたので、難しいと感じる操作はなく簡単に利用できました。
詳しい使い方はゆうちょのYouTubeで紹介されているので割愛します。簡単な手順としては、ゆうちょ通帳アプリで「送金支払」→「ATM入出金」をタップしてQRコードの読み取り画面を開き、その状態でゆうちょATMで「お引き出し」→「スマートフォンでのお取引」を選択、金額を入力するとQRコードが表示されるのでアプリで読み取ります。あとは画面に従うと操作が完了し、現金が引き出せました。
財布を忘れて外出したときの強い味方
最初に使ったとき、特にアプリ操作をせずにゆうちょATMで操作をしてしまい、アプリの操作が必要なことに後から気付いて少し慌てました。幸い他に人がいなかったので待たせることはありませんでしたが、混んでいる場合もあるのでATMに着く前にアプリでQRコードの読み取り画面を開いておくのが良さそうです。
筆者の場合、ゆうちょのATMはたまに使うくらいなのですが、たまにだからこそ財布の中でゆうちょのキャッシュカードが迷子になりがちで探すのがいつも億劫でした。お金をしまうのに財布を取り出す必要はありますが、財布からキャッシュカードを探さなくて良くなったのは、些細な動作ですが楽になったと感じます。
また、うっかり財布を忘れて出かけてしまったときも、アプリをインストールしたスマホがあれば現金が引き出せるというのもメリットが大きいと思いました。
16日に追加されたゆうちょアプリの機能はほかにも、税公金の納付や払込書による支払い、ATM取引時の本人認証などがあります。税公金の納付と払込書の支払いはATMなどに出向く必要がなく、自宅でアプリを起動するだけ。
ちょうど振込を後回しにしていた払込書があったので、アプリから振り込んでみましたが、ゆうちょ通帳アプリのカメラで払込書を問題なく読み取れ、簡単に振込みが完了しました。
なおゆうちょ口座は持っているけどアプリは使ったことがないという人でも、初期設定に必要なのは通帳またはキャッシュカードと通信できる端末だけなので、面倒な手続きは不要で簡単にスマホでゆうちょを使えるようになります。口座を持っている人にはアプリの利用もすすめたいと思います。