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「1日100円」など夏のお得な子ども料金 鉄道の取り組み一覧
2022年7月16日 08:30
小学生の夏休み期間にあわせて、鉄道会社がお得なこどもきっぷを発売しています。24時間乗り放題のワンデーパス100円や、新幹線の一部区間で子供一律1,000円など、さまざまな取り組みを実施。各社の取扱い状況をまとめてみました。
東急 土日祝は1日乗り降り自由
東急は、1日乗り降り自由の磁気乗車券「東急線キッズ100円パス」を土日祝限定で発売中。有効期間は購入日当日限りとなります。発売期間は8月28日まで。
対象は6歳以上、12歳未満(13歳未満の小学生を含む)。発売場所は東急線各駅(世田谷線・こどもの国線を除く)の改札窓口。券売機では購入できません。
通常の東急ワンデーパスは小児料金が340円なので、約7割引となります。
東京メトロ 24時間券が100円に
東京メトロは、平日・土日祝日問わず使用できる小児用24時間券を「東京探検! 24時間こどもきっぷ」として100円で発売します。期間は7月14日から8月31日。有効期限は9月30日までです。
東京メトロ全線乗り降り自由で、使用開始(改札通過時)から24時間使用できます。発売箇所は、東京メトロ旅客案内所や定期券うりばで、各駅の自動券売機だと通常の300円で発売されているので注意が必要です。
京王 親子で500円の座席指定券
京王電鉄は、「こどもといっしょ割 座席指定券」を7月23日~8月28日の土・休日に期間限定で発売。「京王ライナー」および「Mt.TAKAO号」の対象列車において、通常2席で820円の座席指定料金が大人・小人の2席セットで500円になります。
発売対象の列車は、16時台から19時台に運行する新宿発の下り「京王ライナー」、および9時台から11時台に運行する新宿発の下り「Mt.TAKAO号」と、15時台から17時台に運行する高尾山口発の上り「Mt.TAKAO号」。
発売箇所は、下りについては当日に新宿駅と明大前駅で、上りについては当日に高尾山口から府中までのMt.TAKAO号乗車駅と多摩動物公園駅。また、購入者には、その場で京王ライナー乗車記念トレーディングカードがプレゼントされます。
多摩モノレール 1日乗車券が100円
多摩モノレールは、1日乗り放題の小児用乗車券「たまモノこどもワンデーパス」を100円で発売。期間は7月16日~9月30日。発売枚数は先着30,000枚。
有効区間は多摩モノレール全線で、改札通過時に乗車券に印字された日付が有効期間となります。乗車券を利用した当日に、沿線施設で日付が印字された乗車券を提示すると特典が受けられます。特典内容は、立川まんがぱーくではお菓子(小袋)、タチヒビーチでは小学生の入場料無料など。
発売箇所は、多摩センター駅、高幡不動駅、立川南駅、立川北駅、玉川上水駅の改札窓口。このほか、多摩動物公園駅などでは一部の時間帯のみ発売しています。全駅の券売機では、通常の小児用1日乗車券(450円)を継続して発売。
JR西 子どもの新幹線料金を1000円に
JR西日本は、「夏休み『お子様1000円!』ファミリーきっぷ」(e5489専用)を、期間・席数限定で山陽新幹線、北陸・南紀・北近畿・山陰方面の一部区間に設定。利用期間は8月1日から8月31日まで。
JR西日本の一部区間で、子どもの値段が一律1,000円となるほか、同行する大人も割引価格となります。1回の予約で「こども」用は2名分まで購入でき、必ず「おとな」用も同一区間を購入する必要があります。
対象は、山陽新幹線、北陸線・北陸新幹線、南紀方面、北近畿方面、山陰方面。発着地は大阪市内、岡山、広島市内、博多、金沢、白浜、城崎温泉、出雲市などがあります。
発売箇所はJR西日本ネット予約「e5489」のみで、発売期間は7月1日から8月28日まで。利用開始日の1カ月前10時から3日前の23時30分まで発売しています。予約には「J-WESTネット会員」への登録(無料)が必要です。
小田急 子供のIC運賃は一律50円
小田急は夏休み期間の特別な料金設定はありませんが、3月より小児IC運賃を小田急線内一律50円に引き下げました。対象は6歳以上12歳未満の小学生です。
引き下げ前の小児ICの運賃は最小63円、最高445円でしたが、現在はどの区間でも一律50円で乗車できます。