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“寝るだけ”のGoogle Nest Hubが最高だった【私の2021】

【私の2021】編集部員が2021年に使って気に入ったモノ・サービスなどを紹介します。

「寝るだけ」の気楽さ。Google Nest Hubがよかった

「生活を変えた」というほどではないのですが、2021年で一番気にいったサービス・製品が「Google Nest Hub」(第2世代)による睡眠データ取得です。

ここ数年は健康管理のための「睡眠」に注目が集まっており、個人的にも寝付きがよくないこともあり、睡眠データをきちんと取りたいと思っていました。しかし、Apple Watchは“着けてる感”が気になり、むしろ眠りを妨げるような気がして続かず。他社のフィットネストラッカーも同様でした。

しかし、Nest Hubの「睡眠モニター」は、Soliレーダー技術により、人の動きや呼吸を非接触で察知し、その人が「どのように眠っているか」分析してくれます。この「非接触」というのが重要で、つまり「単に寝る」だけで睡眠データが把握できます。

非接触で“睡眠”を知る。いびきもわかるスピーカー新Google Nest Hub

記事にもしましたし、4月の発売以降ずっと使っていますが、睡眠データの信頼性も高く(他と比較していないですが、数値に納得感がある)、度々のアップデートにより、4月の利用開始時より詳細なデータが取れるようになっていて、日々発見があります。

春先は的外れにも感じていたNest Hubからのアドバイスも、食事などの生活習慣まで含めたものになるなど、この半年でかなりアップグレードされているのも嬉しいところです。

以前から、運動や移動のデータはApple Watchで取得しており、そこにNest Hubによる睡眠データが追加されたことになります。もっとも、睡眠データが取れたからといって、自分の生活改善に結びついているかといわれると、直接的なほぼ影響はありません。「今週は睡眠時間が少ないから注意しなければ」ぐらいの意識が付いたぐらいです。

ただ、コロナ禍により運動が不足しがちといったこともあり、自分からだの状況を把握していると「なんとなく安心」ぐらいの気分で続いています。とにかく、Nest Hubは「続ける」に特別な準備がいらず、「寝るだけ」というのが続く最大の要因だと思います。

Nest Hubの「睡眠モニター」は、2022年以降の有料化も示唆されています。有料契約するかどうかは、なにができるようになるか次第ですが、「なにもしない」「たまにみるだけ」で、“すっと”テクノロジーがくらしに入ってきているというのが心地いいのです。あと、あまり使っていないですが、スピーカーの音もなかなかよいです。

動画配信が乱戦すぎる。Spotify Hi-Fiはどこに?

Google Nest Hubは「ほっとく」系のサービスですが、2021年にちょっと面倒を感じたのは、エンタメ系のサービスです。

動画配信は、ここ数年はNetflixやPrime Video、DAZNを中心に、U-NEXTやParaviなどを時折契約するという形でした。それぞれはお手頃ですがまとめると金銭的にはなかなかの額になるのに加え、2021年はDisney+やApple TV+なども強力な“独占”コンテンツが増加。すでに追いかけられない、契約したけど見ずに解約といったことも増えてきて、うまく使えなかったなという記憶があります。来年はもう少し計画的に映像を見なければと考えていますが、多くのサービスが“解約”しやすくなってきたのも印象に残っています。

ついでに、音楽配信サービスはSpotify派なのですが、2021年後半のスタートを予告していた高音質版「Spotify HiFi」が“年内”には始まりそうにありません。2022年早期の対応を期待したいところです。