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Slackで“会話”しよう。「ハドルミーティング」がとてもいい
2021年7月21日 18:24
Slack上でワンクリックで音声ミーティングできる「Slack ハドルミーティング」が、Slackに導入されました。チャットツールのSlack上で、音声ミーティングをかんたんに行なえるという機能です。Slackの有料契約者向けの機能ですが、ゲストなども招待して、音声で話せるようになります。
ハドルミーティングの開始はかんたん。Slackのサイドバー下部にあるヘッドホンマークをオンにするだけで、音声ミーティングを開始でき、チャンネルに所属しているユーザーが参加したり退出できます。また、無料会員のゲストも招待してハドルミーティングに参加可能です。
Impress Watch編集部のチャンネルで、ハドルミーティングをスタートすると、チャンネル内のハドルミーティングをONにした人と音声で話せます。ZoomやGoogle MeetのようにミーティングURLを発行することなく、Slack上からすぐにミーティングを始められるのですごく手軽です。PCのほかスマホのSlackアプリからも参加可能。また、SlackチャンネルだけでなくDMからも利用できます。
ハドルミーティングがONのユーザーは、Slackのチャンネル上でヘッドフォンマーク付きで表示されます。ミーティングからの退出も、サイドバー下のヘッドフォンマークをOFFにするだけとシンプルです。
とにかくすぐに会話を始められるので、会社などで「今ちょっといい」と声かけて、雑談するようなイメージで話せます。チャットでは伝えづらい話や、雑談などにはとても便利です。
音質も会話には十分です。マイク品質など利用者の環境に依存しますが、スマホからでもPCからでもコミュニケーションに問題はありません。また、印象的なのが複数人で会話している時でも自然に会話できること、4人で会話してみましたが、2人の会話がかぶったときでも、声がかぶらずきちんと聞き取れます。かなり実用的で、オフィスで話しているときの感覚に近い印象です。
ミュートボタンもあるので、自分は話さないけど人の話を聞いているだけ、といった使い方も可能です。
また、画面共有にも対応。全画面とウィンドウごとの共有が可能なので、資料などを共有して会話できます。Zoomなどのオンライン会議サービスでは当たり前の機能ですが、それをSlackだけでも行なえるというのは魅力的です。
Slack ハドルミーティングの参加者数は最大50人。大きな会社や部署の全体会議などでの活用は難しいですが、小規模なチームの情報共有などにはかなり便利です。
また、話した内容を文字起こししてくれる「キャプション」機能も搭載。ただし、現在は英語のみで、日本語での会話はかなり謎な書き起こしになります。日本語環境では、全く実用的ではないのですが、会話のアイスブレークには面白いかもしれません。今後、日本語にある程度高い精度で対応してくれると議事録作成などにも役立ちそうです。
主な機能をまとめると以下の通り。
- Slack上でかんたんに音声でコミュニケーション
- 有料プランのチャンネルとDMで利用可能
- 画面共有に対応
- 最大50人まで
Slackハドルミーティングの特徴は、とにかく会話を始めるのが「かんたん」ということ。リモートワークで、チャットやメールだけでは情報を伝えきれず、「ちょっと話したい」といった時などに、本当に気軽に話せるのは魅力的です。
また、リモートワークで失われがちな「雑談」も気軽にできるので、Slackを中心としたコミュニケーションを採っている会社やチームでは、活用の幅が広がりそうです。Zoomなどと違って「カメラは使わない」と決まっていることも、“話しやすさ”につながっていると感じます。