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傘はこんなにも進化! 高機能傘で梅雨と暑い夏を乗り切ろう

季節は梅雨。そろそろ雨の日が多くなり、傘の出番も増えてくるころですね。最近は傘も年々進化しているらしいので、今年はどんな商品が店頭を飾っているのか渋谷ロフトで話を聞いてきました。

売られている傘を見ると、多くの商品にUVカット率が書かれたタグがついています。日傘としても使える雨傘が増えている、ということなのでしょうか?

「ロフトで扱っている傘の多くは晴雨兼用で、とくに折りたたみ日傘についてはほとんどが雨天兼用となっています。最近の傘はメンズやユニセックスでもUVカット兼用傘がほとんど。男性でも雨だけでなく日差しよけとして常に持ち歩いている方が増えています」と、ロフト広報の高橋祐衣さん。

渋谷ロフトでは7月12日まで、1階で傘の特設コーナーを展開している。通常時の傘コーナーは5階

UVカット仕様であれば紫外線をカットしてくれるので、日焼け防止には役立つもの。でも日傘として使うなら遮熱性も重視したいところです。熱中症などの猛暑対策をするなら、UVカットだけでは不十分なので、タグなどに表示されている「遮光率」とあわせて「遮熱性」も重視して選びましょう。

日傘と雨傘、両方が高機能の新シリーズ

「雨傘だけでなく、遮光性の高い日傘としても使えるものがいい」という方におすすめなのが、今年デビューしたワールドパーティー(Wpc.)の「IZAシリーズ」です。メンズに特化したラインナップで、雨用としても晴れ用としてもハイスペックな機能を持ちあわせています。

「以前、ワールドパーティーで出していた同タイプの傘は晴雨兼用でも遮光・遮熱効果を重視した日傘メインのタイプでしたが、このIZAシリーズには超撥水機能がプラスされています。生地の上で雨粒がコロコロと転がり、ひと振りするだけで雨粒を払い落とすことができる。しかも一級遮光生地を使用し、UVカット率も遮光率も99.99%以上。だから、雨の日も晴れの日も機能的に使うことができます」と高橋さん。

ロフトでの売れ筋は、収納時17×6.5cmという小ささが特徴の「コンパクト」、軽さと耐久性を両立した「ライトウェイト」、片手で操作ができる「自動開閉」の3タイプ。

IZAシリーズの3タイプ。左から「自動開閉」(3,960円)、「ライトウェイト」(3,740円)、「コンパクト」(2,750円)

「コンパクト」はスマホくらいの手のひらサイズで、バッグのサイドポケットにもすっぽりと納まります。簡単に開閉できるイージーオープンで親骨の長さは53cm。このサイズ感なら、いつもバッグの中に入れておけますね。

IZAコンパクトはスマホくらいのサイズ
IZAコンパクトを開いた状態

「ライトウェイト」は骨にカーボンを採用し、約220gと軽量化を実現したタイプです。親骨の長さは55cm。8本の多骨構造で耐久性にも優れています。

IZAライトウェイトを開いた状態

「自動開閉」は親骨の長さが58cmと大きく、またボタン操作で開閉ができて便利ですが、重さが約345g、収納時の長さが30cmとやや大きく重いというデメリットも。IZAシリーズはそれぞれに個性があるので、自身のニーズに合ったものを選ぶといいでしょう。

IZA自動開閉を開いた状態
IZA自動開閉はボタン操作で開閉ができる

IZAと同じ超撥水加工を施した長傘も人気

IZAシリーズと同様に「超撥水機能」を採用した長傘も好評です。それが、ワールドパーティーの「ダントツ撥水 アンヌレラ」です。防水性の高い超高密度繊維に超耐久撥水加工「ダントツ撥水」を掛け合わせることで、最高水準の撥水力を実現。雨粒を弾いて傘に残さない仕様になっています。

ダントツ撥水 アンヌレラ。上は親骨の長さ65cmの男性用(4,840円)、下は60cmの女性用(4,620円)
65cmを開いた状態

「雨粒を残さないので、濡れた傘が電車の中であたって洋服が濡れてしまう、室内が濡れてしまう、という悩みを一気に解消してくれる長傘です。長傘には珍しいカバー付きで、濡れをさらにガード。このシリーズは以前からありますが、リニューアルにより撥水性がアップしています。柄の先にはシリコンを施しているので、テーブルや棚に引っかける時に滑り止めの役割を果たしてくれるんですよ」

シリコンの滑り止め効果で、どこに引っかけても落ちにくい

カラーバリエーションも豊富で、ロフトではワンタッチで開ける長傘以外に折りたたみ傘も用意。雨傘用ですがUVカット率も90%以上と高いので、日よけの傘としても使うことができます。

3秒でたためる折りたたみ傘は不器用さんにおすすめ

折りたたみ傘をたたむのが苦手、面倒という方はけっこう多いのではないでしょうか。そんな方におすすめなのがムーンバットの折りたたみ傘「urawaza(ウラワザ)」です。「3秒でたためる」をキーワードに、たたむストレスをなくす工夫が施されています。いったいどのような構造になっているのか高橋さんに聞いてみました。

左は「urawaza」折りたたみ傘(5,500円)、右の2つは自動開閉折りたたみ傘(各6,600円)

「裏面にPET樹脂素材の特殊シートが貼られていて、これが折り目のガイドを果たしています。折りを正す必要がないので、最速3秒でたたむことができるわけです。こちらは今年登場した遮光性が加わったタイプなので、日焼け対策にもお使いいただけます」

裏側に特殊シートを貼ることで折りたたみやすさが格段に向上

ボタン操作の自動開閉と手動で開閉するタイプの2種類があり、自動開閉は親骨の長さ55cmで、収納時は約28cm、305g。手動タイプは親骨の長さ50cmで、収納時は約23cm、205g。特殊シートが貼られているぶん収納時に少しかさばりますが、袋に入れればきれいに納まります。

urawaza 自動開閉折りたたみ傘を開いた状態
urawaza 折りたたみ傘を開いた状態
手動タイプ(左)と自動開閉(右)の持ち手

99gという驚きの軽さで気軽に持ち歩ける折りたたみ傘

「とにかくコンパクトで軽い折りたたみ傘が欲しい」という方へのおすすめとして紹介してくれたのが、協和工業の「Gゼロポケット傘」です。

「骨の耐久性もあり風に強く、遮光・遮熱性もあるのにこの軽さはすごいですね。軽量の折りたたみ傘は収納時にポキポキと骨を折らなければいけないものも多いですが、これはイージーオープンで開閉も楽です。重さが約99gで、風船にくくりつけると飛んでいってしまうくらい軽い。これは今年の売れ筋のひとつです」

Gゼロポケット傘(3,300円)
Gゼロポケット傘を開いた状態

日傘としても雨傘としても使えて、水や汚れに強い生地を使用。親骨の長さは50cmで、収納時の長さは20cmと超コンパクト。骨の数は通常6本のところ、5本にすることで軽量化を図っています。開いた時の大きさにはやや物足りなさを感じますが、収納時の軽さとサイズ感、優れた機能性はかなり魅力です。

骨の本数にも軽量化の秘密が

リュックが濡れない変わり種の傘

開くと後ろに大きく広がって大事なバッグを雨から守るアイデア商品が、ワールドパーティーの「バックプロテクトアンブレラ」です。最近はバックパックを使うビジネスマンが増えていて、「背負った荷物も濡れずに済む傘が欲しい」という方も増えていると高橋さん。

バックプロテクトアンブレラ。上は長傘(3,190円)、下は折りたたみ傘(3,740円)

「バックプロテクトアンブレラは長傘と折りたたみ傘の2タイプがあり、どちらもたたむと伸びる部分が引っ込む構造になっています。バックパックをビジネスで利用している方だけでなく、子どもを背負ったり抱っこしたりするママにも人気です。とくに折りたたみ傘は昨年発売された注目の商品。バンドが幅広なので折りたたみやすく、傘袋もしっかりしていてきれいに納まります。私も試しに使ってみましたが、かなり良かったですよ」

長傘を開いた状態
折りたたみ傘を開いた状態
色が異なるところが伸びた部分
折りたたみ傘は伸びた部分もきれいにたたんで収納できる

折りたたみ傘は、傘の裏側に傘袋を収納するポケットが付いているのも便利です。傘袋が行方不明になるのはよくあること。でもここに収納しておけば探す手間も省けて、うっかりなくしてしまうこともありません。

傘袋を入れるポケット付きなのもうれしい

長傘は親骨の長さが60cmで伸長部が73cm、折りたたみ傘は親骨の長さが55cmで伸長部が70cm。ともに10cm以上伸びてリュックをガードしてくれます。

梅雨の後は、暑い夏がやってきます。雨だけでなく日差しや熱を遮断してくれる傘も多くラインナップされているので、日傘として使うかも考えて最適な1本を選んでください。好みに合った高機能傘で、雨の日も暑い日も気持ちよく過ごしましょう。

渋谷ロフト(東京都渋谷区宇田川町21-1)

なお、記事内の価格はすべて渋谷ロフト販売価格(6月8日時点)です。