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マイナンバーカードQRコード付き申請書が来た! スマホだけで申請完了
2021年2月2日 08:20
未だにマイナンバーカードの申請をしていない、という人の中には「昔受け取った書類がどこに行ったかわからない」と言う人も多いのではないのでしょうか。受け取ったのはもうずいぶん前で、探すのが面倒だったり、無くしてしまったという人もいるのではないかと思います。筆者もそのうちの一人です。そうした事情を鑑みたかどうかはわかりませんが、マイナンバーカード取得促進を目的として政府は「マイナンバーカード交付申請書(QRコード付き)」の本格的な発行を1月から開始しました。
これは、「QRコード」をスマートフォンで読み込むことで、とても簡単にマイナンバーカードの申請ができるものです。以前配布されていた「個人番号通知書」などの書類はもう使いません。今回配布される書類だけでマイナンバーカードの申請ができます。昔の書類が無い、と思って諦めていた人も大丈夫です。
マイナンバーカードの申請は従来からも、スマートフォンやPC、郵送などさまざまな方法がありました。今回の書類は、スマートフォンからの申請に特化したとも言えるものですが、引き続きPCや手書きによる郵送での手続も可能で、そのための封筒なども同封されています。
1月から3月までに発行、ということでしたので、筆者は気長に待つつもりでしたが、思いのほか早く手元に届きましたので、早速申請を行なってみました。
申請手順は本当に簡単です。QRコードをスマートフォンで読み取り、名前やメールアドレスを登録、スマートフォンで写真を撮ってアップロードし、生年月日などを入力するだけです。
早速、その手順をみていきましょう。
QRコードを読み込むだけで申請開始
封筒の中には3枚の書類と1枚の封筒が入っています。封筒は郵送手続用のものですので今回は使いません。必要なのは「マイナンバーカード交付申請書」と書かれた書類のみです。QRコードは交付申請書の右下に表示されています。
早速スマホのカメラで読み込んでみます。すると、マイナンバーカードの申請を行なうページのアドレスが表示されますのでそれをタップします。
利用規約を確認し、年齢確認や個人情報の取り扱いなどに同意します。
まずは、メールアドレス登録です。「申請書ID」の入力が最初に表示されていますが、QRコードによる申請の場合は自動で入力されていますので、無視して下に進みます。すると「メール連絡用氏名」と「メールアドレス」の設定画面になります。
メール連絡用氏名は、連絡用のメールに使われる名前ですので、自分の本名で構いません。
連絡用のメールアドレスを入力し、ランダムに表示される英数字を入力する画像認証を行なって「確認」を押します。
入力した情報の確認画面が表示されます。問題が無ければ「登録」をタップします。
登録完了画面が表示されました。
入力したメールアドレスに間違いがなければ、「個人番号カード交付申請書受付センター」から「【個人番号カード】申請情報登録URLのご案内」、という件名のメールが届きます。もし、届かない場合は「迷惑メールフォルダ」なども確認しましょう。メールのURLをタップすればメールの確認がとれ、「顔写真登録」画面に移行します。
顔写真登録画面では、自分のスマホで撮影した写真をアップロードすることで申請に使えます。写真送付時の注意点も表示されています。さらに詳しい注意点はこちらで公開されています。
「アップロード」をタップすると写真を選択する画面に移行します。
写真を選び「選択」をタップします。このとき、自分で写真の切り抜きなどを行なっておく必要はありません。
完了すると「アップロードが完了しました」という表示になるので「確認」をタップします。
顔写真登録画面が表示され、アップロードした写真を確認できます。ここでは写真の回転もできます。6カ月以内に撮影された写真であることなど、3つの確認項目にチェックをしたら「登録」をタップします。
申請情報を入力します。ここでは、生年月日のほかに、電子証明書の発行を希望しない場合や、氏名の展示表記を希望する場合は変更できます。
電子証明書は今後、コンビニでの交付サービスやe-Tax等の電子申請、そして健康保険証などにも使う機能ですので、特別な理由が無い限り変更する必要はありません。入力したら、「上記の申請内容に、誤りはありません。」にチェックを入れて「確認」をタップします。
「申請情報登録確認」が表示されます。最後に写真はこれまで入力した情報を確認します。問題がなければ「登録」をタップします。
これで申請が完了しました。
申請が完了すると「【個人番号カード】申請受付完了のお知らせ」という件名のメールが届きます。
ますます便利になるマイナンバーカード
手順は以上です。写真をあらかじめ撮影しておけば、実際にかかる時間は10分程度というところです。ただ、申請は簡単ですが、オンラインや郵送による手続では、マイナンバーカードの郵送はされず、受け取りに行く必要があるのは従来通りです。申請が終わると約1カ月でマイナンバーカードの交付場所を通知するはがきが届くので、それに従って受け取りに行くことになります。窓口では運転免許証などの本人確認書類も必要になりますので忘れずに。
マイナンバーカードは3月から健康保険証として活用できるようになるほか、将来的には運転免許証などの機能も実装される予定です。政府が今後推進する、デジタル化に伴う便利な機能を利用するには、マイナンバーカードは必須とも言えます。スマホを持っていれば簡単に申請できますので、この機会に申請してみてはいかがでしょうか。