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進化した折り畳み傘でゲリラ豪雨&台風シーズンを乗り切る
2019年7月5日 11:55
折り畳み傘はサイズやデザインの差はあれど、どれも大して変わらない。そんな風に考えてしまいがちだが、実際には傘メーカーは商品の進化を止めることなく切磋琢磨している。結果「風に強い」、「超軽い」など、強い個性を持った折り畳み傘が生まれている。今回は、渋谷ロフトで教えてもらった、アツい折り畳み傘を紹介する。
夏シーズンの折り畳み傘の選択肢として、雨傘としても使える日傘を考える人も多いだろう。日傘については別の記事で紹介しているので、こちらを参考にしてほしい。
しかし、日傘は夏に活躍するアイテム、雨傘は通年使用できるアイテムであり、また雨傘のほうが機能性やサイズなどバリエーションが豊富で、好みに合わせて選びやすいというアドバンテージがある。その意味では、どちらか一方を選ぶよりも、両方を入手するのが正しいと言えよう。
それでは、折り畳み傘を特徴別に見ていこう。案内してくれたのは日傘特集に引き続き、渋谷ロフト チーフの西川修司さん。
風に強い折り畳み傘
台風シーズンには、雨とともに襲い掛かる強風に悩まされた経験は誰しもあるだろう。そこで風に強い傘として紹介してくれたのが、風であおられてもワンタッチで立て直せる傘と、風に強い構造となっている傘の2つ。
風であおられてもワンタッチで立て直せる傘は、小宮商店の「耐風式自動開閉傘」。価格は3,000円から。3,500円のモデルの親骨の長さは65cm。
この傘は、傘の開閉をボタンプッシュでできるタイプ。それだけでも便利な仕様なのだが、風にあおられ傘が裏返ってしまっても、ボタンを押せば通常通り閉じることができる。
裏返った傘を直しているうちに身体がびしょ濡れになってしまうという経験は、多くに人にあるだろうが、この傘であれば、裏返ってもボタンを押して一旦閉じて、再度ボタンを押せば復帰できる。一時的に濡れることにはなるのだが、被害を最小限に抑えることができるのだ。
シャフト(中の棒の部分)も太いものが採用されている点も特徴。さらに3,500円のモデルでは、テフロン加工による撥水性と、閉じている状態のときにボタンを押して不用意に開いてしまうことがないよう、ボタン部分にカバーを装備している。
風に強い構造の傘は、BLUNTの「XS METRO」。価格は6,500円。親骨の長さは51cm。
風に強い理由は、一般的な傘とは見るからに違う形にあり、空気力学を考慮した、空気を流す構造になっているのだという。風速31mまで耐えられるというから心強い。
軽さが売りの折り畳み傘
日本でスコールのような突然の強い雨が降り出すようになったのはいつ頃からだろうか。そんなゲリラ豪雨対策として、折り畳み傘は常に持っていたい。使用していないときの負担を考えると、軽さは何よりのメリットとなるだろう。
渋谷ロフトで販売している折り畳み傘の中で最も軽いものはなんと69g。becauseの「EXTRA LIGHT UMBRELLA」だ。水で言えば69mlと同等と考えると、その軽さがわかるだろう。折り畳み時の全長も21cmとコンパクト。
価格は2,900円。親骨の長さは50cm。
骨にはカーボンを使用。生地は、触った印象では一般的な傘に比べて薄めだが、格子状の加工を施すことで、強度を高めているという。なお折り畳む際には、ジョイント部分を1本1本折り曲げる必要がある。
軽くてしかも広げたときのサイズが大きいという理由で人気なのが、niftycolorsの「no.5075 smart light carbon mini 60」。親骨にカーボンを使用。重さは149gながら、親骨の長さは60cmと大きめサイズ。価格は3,000円。
同じシリーズで、親骨が50cmのタイプ(106g/2,600円)も取り扱っているが、特に男性には60cmのタイプが人気とのことだ。
バランスの取れた折り畳み傘
あれもいい、これもいいといろいろ見た上で、最終的に中庸に落ち着くのはよくある話。渋谷ロフトでも、特徴のある傘も人気があるが、スタンダードを選ぶ人も多いという。
その中でもおすすめというのが、ハイマウントの「Carbon E Slim55」。止水ジッパーが付いたペンケース型ケース付きで、タイトに収納できる点が特徴。価格は3,200円。親骨の長さは55cm。
もう1つ、スタンダードタイプとして紹介してくれたのが、mabuの「自動開閉折りたたみ傘 EASY ONE ノワール」。開閉ともにボタン1つでできるタイプのスタンダードな折り畳み傘だ。価格は2,500円。親骨の長さは55cm。
渋谷ロフトでは、折り畳み傘用アクセサリーも展開。中でも便利そうだったのが、折り畳み傘収納ケース。裏側にベルトを装備していてバッグの外側に取り付けられるタイプや、内側がマイクロファイバー仕様になっていて収納するだけで傘の水分を吸水してくれるタイプといった商品を見つけた。
こういった便利グッズも併せて使用すれば、台風やゲリラ豪雨の不快な気持ちを軽減できることだろう。
なお渋谷ロフトでは、7月15日まで1階にて傘の特設コーナーを展開(最終日は17時閉場)。以降は5階にて日傘・雨傘を販売する。
渋谷ロフト:東京都渋谷区宇田川町21-1