いつモノコト

ダイソー「紙せっけん」は携帯性・コスパ優秀

長く続いたコロナ禍で、それまで以上に手洗いをよくするようになったという人も多いと思いますが、レジャーなど出先で意外と困るのが手を洗おうとしてハンドソープが無い場合です。

そんなときに便利な「紙せっけん」(ペーパーソープ)を100円ショップのダイソーで見つけました。実は、ダイソーでは以前からチャック袋入りの紙せっけんを売っていて愛用していたのですが、最近ケース入りのタイプを見つけて新たに購入してみました。

思ったよりしっかり洗える

買ったのは「紙せっけん 20枚入(ソープの香り)」(110円)です。ポケットに入れておいても変型しなさそうな丈夫なプラスチックケースに入っています。フタも開けやすいのでサッと取り出せます。

ケースは長い部分で約7cm、厚さは1.7cmほど
フタは片手でも開けられました

香りは4種類あるようで、ソープのほかには「ジャスミンの香り」「シトラスの香り」「グリーンティの香り」が販売されていました。それぞれケースの色が異なっているので、好きな色を選べるのも良いですね。

紙せっけんのサイズは6×3cm程度

そして、詰め替え用の「リフィル」が用意されているのも嬉しいところ。こちらは110円で40枚入りとお得です。リフィルも各フレーバーがあるので、これまた好きなものを詰め替えて使えます。

リフィルは40枚入り。グリーンティの香りも爽やかです

実際に使ってみるとハンドソープほどの泡立ちではありませんが、スッキリと洗えました。特に手が汚れているときなどは、2、3枚使うと泡の量も増えてよりしっかり洗える印象でした。

1枚でもこれくらい泡立ちます

ペーパーソープは色々なメーカーから出ていますが、100均のアイテムはコスパが良いのが利点。リフィルなら1枚2.75円なので、ケチらずに使えると思います。

食中毒対策にもせっけん洗いが大切

これから本格的な行楽シーズンに突入します。アウトドアでバーベキューなどを計画している人も多いと思いますが、しっかりした手洗いで食中毒を防ぎたいものです。

手に付いているウィルスの数は、水洗いだけでは1/100にしか減らせませんが、せっけん洗いだと1/10,000にまで減らせるということです(厚生労働省「新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について」)。

春から秋にかけては細菌が原因の食中毒が増える一方、冬場はウィルスによる食中毒が増えるそうです(政府広報オンライン「食中毒にご注意ください!肉や魚介類を安全に食べるためのポイント」)。一年中油断できないわけですが、こうした紙せっけんは衛生上のよい味方になってくれそうです。

改めて手洗いの手順も確認しておきたい(出典:厚生労働省)

ところで、ユニセフ(国連児童基金)が「世界手洗いの日」(Global Handwashing Day、10月15日)というものを制定して、せっけん洗いの習慣を世界の子どもたちに広めるために活動していると知りました。考えてみると、紙せっけんは子どもが面白がって使いそうな面もあるので、持たせてこまめな手洗いを習慣づけるのも良さそうだと感じました。

1981年生まれ。2006年からインプレスのニュースサイト「デジカメ Watch」の編集者として、カメラ・写真業界の取材や機材レビューの執筆などを行う。2018年からフリー。