いつモノコト

デジカメみたいに片手で撮影できるスマホホルダーを使ってみた

Uranzi CG-02 フィルライト付きBluetoothスマートフォンホルダー

スマホでの撮影は手軽で便利ですが、時折シャッターが押しにくいことがあります。基本的には片手でかまえて、もう一方の手でシャッターボタンを押しますが、角度によっては両手で構えられないことも。音量ボタンでもシャッターを押せますが、少し力が必要です。

そこで、親指と中指でスマホを支え、人差し指をまげてシャッターを押したりもしていましたが、スマホがぐらつき、いつか落とす日が来そうで冷や冷やしていました。

そんなある日、スマホをコンパクトデジタルカメラのようにしっかりと構えられるスマホホルダーがあると聞き、購入してみました。「Uranzi CG-02 フィルライト付きBluetoothスマートフォンホルダー 3282A」です。

CG-02は、スマホを挟んで装着するスマホホルダー。iPhone 14 Proにスマホケースを装着した状態でも挟むことができました。その他、Pixel 3も装着してみましたが、問題なく使えます。 58-86mmの伸縮距離があるそうです。本体サイズは82×53×79mm(幅×奥行き×高さ)です。重さに関しては118gありますが、それほど気になりませんでした。

コールドシューポート部分が上に伸び、スマホを挟んで装着します
iPhone 14 Proに装着したところ
普段はスマホスタンドとしても使えます

スマホとBluetooth接続するには、シャッターボタンを長押ししてペアリングを行ないます。その後、カメラを起動した状態にしておき、CG-02でシャッターボタンを押すと、写真撮影が可能。ビデオを起動しておけば、ビデオ撮影の開始、停止もできます。

上部から見たところ。丸いカメラ模様があるのがシャッターボタン、手前はライトのボタン
片手でしっかりホールドして撮影できます
こんなふうにスマホを片手でかまえられます

ライトは長押しすると点灯し、押すたびに明るさを変えられ、3段階の明るさに調整できます。スマホのカメラにもフラッシュがついているのであまり使うシーンはないかもしれませんが、自撮りの際にスマホから外して、ライトとして使うのもありかと思いました。

ライトを点灯したところです。3段階の明るさが選べます
もっとも明るいライトをつけて撮影した写真です。影がつき、明るく撮影できました
スマホのフラッシュで撮影した写真です。比較すると、色味や光の当たり方が違います

シャッターボタンは外すことができ、遠隔でシャッターを押せます。15mまで離れることができるそうです。

バッテリーは充電式で、本体とリモコン部分をそれぞれType-Cで充電します。本体(ライト)のバッテリーは1,000mAhのリチウム電池を搭載しています。

先ほども触れましたが、上部にはコールドシューポートがあり、マイクやライトなどを装着できます。底部には1/4標準ネジ穴があるため、三脚に固定することも可能です。

シャッター部分はマグネット式で取り外しができます

両手でスマホを持てないケースでも楽々撮影

実際に使ってみると、滑りにくく柔らかい素材であるため、しっかりとホールドできる安心感があります。カメラを構えているような気分になり、連続でシャッターを押したくなります。

スマホが難しい角度でも安定して撮影できます。片手を精一杯伸ばして届くような高い場所、もしくは足元などの低い場所でもぐらつくことなく撮影できます。我が家は猫を飼っているので、猫の撮影にはもってこいでした。自撮りの際にもスマホがぐらつくことはないので、旅行先でも活躍しそうです。

イスの下に隠れている猫を撮影。親指でシャッターを押しています。CG-02なしでも撮影はできますが、ここまで簡単には取れません
ベッドで寝ている猫にぐっと近づいて撮影してみました
キャットタワーに入っていても手を伸ばして撮影できます

難を言えば、やはり大きさです。普段から装着して持ち運ぶにはかさばるので、撮影時に付けるという使い方になり、シャッターチャンスを逃すことがあります。

また、しばらく使わないでいるとBluetooth接続が切れるため、そのたびに接続するのも多少手間です。「これからたくさんスマホでたくさん撮影するぞ」という時であれば、かなり活躍するスマホホルダーだと思います。

鈴木 朋子

ITジャーナリスト・スマホ安全アドバイザー 身近なITサービスやスマホの使い方に関連する記事を多く手がける。SNSを中心に、10代が生み出すデジタルカルチャーに詳しい。子どもの安全なIT活用をサポートする「スマホ安全アドバイザー」としても活動中。著作は『親が知らない子どものスマホ』(日経BP)、『親子で学ぶ スマホとネットを安心に使う本』(技術評論社)など多数。