いつモノコト
完全栄養食をいろいろ試して「BASE BREAD」に決めた
2023年12月13日 09:00
新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが5類へと移行し、出社をする機会も増えていますが、在宅で仕事をするリモートワークは働き方のひとつとしてすっかり定着したように思います。
家で仕事をしているとき、案外困るのが昼食の準備ではないでしょうか。都市部にあるオフィスと違って、家の近くには飲食店がないことも多く、外食もままなりません。自炊をするにしても、限られた昼休みの時間の中で、作って、食べて、片付けてを全てこなすのはなかなか大変です。かといって、インスタント食品に頼りきりでは、栄養バランスの乱れが気になります。
手間と時間は極力減らしたい、でも栄養バランスにも気を配りたい。そんな筆者が日々の食生活に取り入れているのが、「完全栄養食」の定期購入です。
完全栄養食というのは、ビタミンやミネラル、タンパク質、食物繊維など、体に必要とされる栄養素のすべてをバランスよく含んだ食品のこと。最近ではドリンクやパスタ、カレーなど、さまざまな商品が複数のメーカーから販売されていて、ちょっとしたブームになっています。
筆者は、コロナ禍で当時勤めていた会社がリモートワーク中心になったことをきっかけに、完全栄養食の商品をいろいろと試しました。その結果、「BASE BREAD」の月1回の定期購入に落ち着き、かれこれ3年ほど購入を継続しています。数ある完全栄養食系の商品やサービスからなぜ「BASE BREAD」を選んだのか、その理由をご紹介します。
ひとつは、常温保存が可能だということです。月1回の定期購入の場合、1カ月分が一度に届くことになります。冷蔵や冷凍で保存する必要のあるものだと、ただでさえ限られた冷蔵庫のスペースを大きく圧迫してしまうのです。
これが常温保存であれば、置き場所を選びません。また、宅配ボックスなどで受け取ることもできるので、「荷物が届くから家にいなければ」といった受け取りのプレッシャーからも解放されます。
ふたつ目のポイントは、袋を開けるだけですぐに食べられる手軽さです。パスタなどを試してみたこともあるのですが、調理が必要なものは結局手間と時間がかかってしまうため、自炊と比べてメリットをあまり感じませんでした。
調理が必要ないので、料理ができない夫が一人で家にいるときでも、栄養のあるものを食べてもらえるという安心感があります。火を使わないですむため、子供だけで食事をとってもらわなければいけない、という場面でも役に立ちそうです。
味のバリエーションがあって飽きずに継続しやすい、というのもありがたいポイントです。本稿を執筆している2023年11月時点で、レーズン、チョコレート、メープル、シナモンといった菓子系のほか、おかず系のカレー味もラインアップされています。スタンダードなプレーン系も、プレーン、ミニ食パン、リッチの3種類から選べます。
パンですから、いつものメニューに組み込んだり、アレンジをしたりするのも簡単です。たとえば、買い置きのサラダチキンとカットサラダなどを一緒に盛り合わせれば、見た目にも栄養バランスにも優れたワンプレートになります。手軽に済ませたい時は、レトルトの野菜スープやシチュー、ゆで卵などと合わせてもいいでしょう。BASE BREADだけを食べ続けるのはさすがに飽きますが、つけ合わせなどで工夫すれば味の変化を楽しめます。
また、完全栄養食品の中では、価格が比較的リーズナブルである、というのも重要なポイントです。参考までに、筆者(夫と2人暮らし)が1カ月で頼んでいるのは、BASE BREAD 3種類を4袋ずつの計12袋と、間食用のBASE Cookies 1種類を4袋で、価格は3,600円強(送料の500円を含む)です。継続コースにしていますので、割引が入った金額です。
パンの単品価格は168円~(送料別)。コンビニで売っているパンやおにぎりと比べても、そこまで無理のある金額ではないため、継続できています。
あと、気になるのは味ではないでしょうか。正直に言ってしまえば、おいしくはないと思います。かといって、まずいというほどでもありません。あくまでも筆者の感覚ではありますが、味そのものが目的の商品ではないので、まあ普通にいいかな、というレベルです。
少しでもおいしく食べたいのであれば、電子レンジで20秒ほどあたためるのがおすすめです。食感がふんわりして食べやすくなります。また、軽くトーストするのもいいでしょう。表面がカリッとして、香ばしさがアクセントになります。味に変化を加えたいときは、ピーナッツバター(砂糖不使用のもの)や、クリームチーズが好相性でした。公式HPではレシピなども多数紹介されているため、アレンジの参考になります。
とはいえ、味に関しては最終的には個人の好みですので、自分に合うか合わないかは食べてたしかめてみるしかありません。最近ではコンビニ(セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートなど)でも取り扱いがあるため、それでお試しをしてみるのが良さそうです。味見をして続けられそうであれば、定期購入を公式HPからの申し込むのがお得です。
栄養面の効果に関しては、BASE BREADだけを食べ続けているわけではないので、ハッキリとはわかりません。しかし、体にいいものを選んで食べているという安心感があり、カップ麺や冷凍食品を食べるよりも罪悪感がありません。
ちなみに、筆者が以前勤めていた会社で、料理がまったくできないため、外食やコンビニに頼り切りで、忙しい時には食事自体を抜いてしまうという後輩男子がいました。そこで、BASE BREADを紹介したところ、毎月のように風邪をひいたり、常に口内炎ができていたりという体調だったのか、かなり改善したそうです。あくまでも彼の場合は、という一例ではありますが、「栄養ちゃんと入ってるんだな」と実感したできごとでした。
最後に、リモートワーク時の昼食というテーマからはやや外れますが、最近では「災害時の備蓄としてもアリなのでは」とも思っています。普段から食べているものを多めにストックして、食べた分だけ補充する「ローリングストック」が注目されていますが、賞味期限が常温で1カ月前後というBASE BREADは、この目的にもうってつけです。幸いにしてまだそういった経験はありませんが、電気やガスが使えなくても、袋を開けるだけで栄養のあるものが食べられるというのは、ありがたいのではないでしょうか。
そのようなわけで、味さえ許容範囲であれば、BASE BREADはリモートワーク時の昼食の選択肢としてかなり優秀だと感じています。コンビニでも入手できますので、気になる方はぜひ一度、試してみてください。