いつモノコト
毎月8枚無料の写真プリント「ALBUS」 5年続けられた理由と価値
2023年8月19日 09:30
スマホやデジカメで撮った画像は写真アプリやクラウドストレージに保存。記録の残し方、思い出との向き合い方が、ひと昔前とは様変わりしました。つい、撮りっぱなし・溜めっぱなしになってしまいがちな画像たち。とはいえ、子どもの成長を感じた何気ない日常、息を呑むほど美しかった空、心が動いた展示など、クラウドから取り出しておきたいワンシーンは意外とあるものです。
そうしたシーンを写真にでき、アルバムの形にまとめられ、なおかつ継続できる仕組みとして、筆者はここ5年ほど、写真プリント・アルバム制作アプリ「ALBUS」を活用しています。
数ある写真プリントサービスの中でALBUSを選んだ理由は、なんといっても手軽さ。アプリはシンプルなUIで、「プリント無料期間」の間に前月の画像の中からプリントしたいものを選び、配送先を指定するだけ。数日後にはポストに、“ましかく”にプリントされた写真が届きます。
発生する料金は、配送料と無料プリント枚数(通常8枚まで)を超えた場合の追加プリント料金(1枚あたり税込22円)のみ。無料だからといって、プリントされた写真に広告などが入ることもなく、画質も悪くありません。また、静止画だけでなく動画からの切り出しも可能です。
手軽さだけでなく、毎月1日に新たに無料プリント期間が始まる仕組みも魅力のひとつ。前月の画像を注文する形式なので、毎月無料期間がリセットされ続けるのです。また、その月の最後の週末になると「この土日に注文! 無料期間内に○月の写真を選ぼう」とリマインドしてくれるため、注文忘れも防いでくれます。筆者にとっては、そのリマインドが「もう今月最後の週末か……」と時の流れを感じさせてくれる存在になりつつあります。
なお、無料プリント期間を過ぎた場合は、過去の月を選択してプリント(有料)を依頼することもできます。
ALBUSでは、ましかくにプリントされた写真専用のアルバム(2,178円〜)やフォトフレーム(1,078円)など、オリジナルグッズも用意されています。アルバムは毎月見開き1ページで1年分を収められる仕様です。
筆者は毎月注文した写真を1年で1冊のアルバムにまとめ、毎年子どもの誕生日に「○歳のアルバム」としてプレゼントしています。誕生日当日に、その日までの1年間に思いを馳せるのはもちろん、折に触れて数年前のアルバムを引っ張り出しては、親子で懐かしさに浸ることも。
身近なデバイスでキレイな画像を撮れて、膨大な量のデータを保存できる時代だからこそ、撮った画像を写真プリントし、リアルなアルバムにまとめることの価値や「特別感」が、相対的に高まっているのではないでしょうか。手軽に始められ、続けられる方法で、人生を彩る瞬間をクラウドから取り出してみるのも良いかもしれません。