いつモノコト
雨の日に傘が差せない問題。ほぼワークマンで解決した
2022年6月23日 09:00
梅雨、ただでさえ雨の日は外出が億劫なのですが、子供が生まれてからいっそう苦手になりました。特にベビーカーでの外出は両手がふさがるので傘が差しづらく、子供はベビーカー用のレインカバーで雨よけできますが大人はどうしたらいいんだといつも悩みます。
子供は体重10kgを超えているので、抱っこ紐だけで出掛けるのはさすがに厳しい。そこで買ってみたのがワークマンのレインウェアです。
「撥水ライトマウンテンパーカーレイン」(2,500円)と「撥水ライトプリーツスカート」(1,900円)を買ったところ、雨の日の外出がだいぶマシになったのでご紹介します。
筆者はこれまでレインウェアというものを買ったことがなかったのですが、調べてみると子育て中の人にとってはマストアイテムの模様。レインハットにレインパンツ、レインスカートと世の中にはさまざまなレイングッズがあることを知りました。
展開しているブランドも値段もさまざまで、アウトドアブランドだと20,000円を超える製品はざらにありました。ですが雨の日しか使わないので、さすがにその値段を出すのは尻込み。
筆者の場合、想定される利用シーンが主に近所の保育園への送り迎えだったので、「安くてそれなりに雨をしのいでくれるもの」に絞って行き着いたのがワークマンでした。
SNSで話題の撥水スカート
ワークマンは元々作業服ブランドなので女性用のボトムスもパンツがほとんどですが、撥水ライトプリーツスカートは街中で着ていても違和感のないデザイン。耐水圧などは公表されていませんが「高撥水」表示があります。
SNSで「雨の日に最高」と話題になっていて、レビューでも高評価だったので期待して購入してみました。素材はポリエステル100%。なおこちらは「高撥水」で、生地に撥水加工をして水を弾く機能をプラスしたもの。水分の侵入を完全に防ぐ「防水」加工ではないことを記しておきます。
表地を触ってみると、スベスベとした感触。ツルッとしているわけではないですが、なんとなく水を弾いてくれそうな感じです。ポケットにはファスナーも付いています。パッカブル仕様なので、たたんで持ち運ぶことも可能。
耐水圧と透湿度で選んだレインジャケット
アウターとなるレインジャケットは、耐水圧と透湿度を重視して選びました。耐水圧は生地表面がどれくらいの水圧まで耐えられるかを表した数値で、透湿度は簡単に言ってしまえば「蒸れにくさ」です。詳しくはワークマンのページで紹介されています。
ワークマンでは、レインウェアとして売っているものは耐水圧と透湿度を表示したタグが付いており、この数字が大きいほど耐水性が高く蒸れにくくなります。
オンラインストアでも「レインウェア」カテゴリを見ると、耐水圧と透湿度が一覧ではっきりわかるようになっています。
筆者は店頭で商品を見比べましたが、耐水圧・透湿度を踏まえたうえでデザインも気に入って買ったのが「撥水ライトマウンテンパーカーレイン」。ピンクベースでちょっと派手かなと思ったのですが、着てみると思いのほか肌に馴染む色合いでした。
正直なところ、ワークマンのレインジャケットは試着してみると作業服感が強いものが多く、安いとはいえ着てるとちょっとテンション下がるな……と思うことがありました。ですがこちらのジャケットは作業服感がなく、実際に着てみると可愛かったので即決で購入。
耐水圧は10,000mmで大雨に対応、透湿度は15,000g/m2/24hでした。店頭で並んでいる商品は透湿度が5,000g/m2/24hのものが多く、試着したのは5月でしたがその時点でちょっと暑いなという印象。15,000g/m2/24hという透湿度は、店頭にあった女性用レインウェアではかなり高い数値でした。
こちらの製品、どうやら人気のようでLLサイズしか店頭になく、筆者が欲しかったMサイズは完売の模様。160cm普通体型の筆者でもLLサイズはなんとか着れそうだったので購入しました。
しっかり雨を弾いて滲みない
購入してから雨の日は何度もあったので、その度に着用。スカートの履き心地は特に違和感なく、普通のプリーツスカートのように過ごせました。撥水性能は、雨粒が付いても手で払えばすぐに落ち、滲みることもありません。
サイズは普段ユニクロがMで、今回もMサイズでちょうど良かったです。丈感は、160cmの筆者で足首が見えるくらいの長さでした。ショートのレインブーツだと足首がちょっと濡れますが、スカート丈が長い方が引きずってさらに濡れてしまうので、それよりは良いでしょう。
ジャケットも同じように快適な着心地で、雨を弾いてくれます。袖口も面ファスナーで調整すれば絞れますし、ポケットはファスナーが開いていても剥き出しにならない構造です。
ジャケットはフードに紐が付いているので、風が吹いても外れなくて良かったのですが、個人的には見た目があまり好ましくなく……。フードも便利ですが、色々調べているうちにレインハットがあっても良いかもと思い、レインハットだけモンベルで購入。
ワークマンにはアウトドアハットはありますが、レインハットとして売られているものはない模様。モンベルに防水透湿性素材のゴアテックスを使用したレインハットがあったので、そちらにしたという訳です。
「メドーハット」という商品で価格は3,960円。モンベルのレインコートは安くても15,000円はしますが、ハットは手に届く値段でした。ツバが広いのでフードをかぶるよりも顔に雨が掛からず買って良かったです。アゴ紐は別売で880円でした。
雨の日に「傘を差さない」という選択
降水量がそこまで多くなければ、傘が差せなくてもこれらのレインウェアで十分乗り切れました。風が強いときはベビーカーで傘を差すのはさらに危険ですが、レインウェアのおかげで「傘を差さない」という選択肢を取れるようになってとても快適です。
また、雨の日はコーディネートに迷いがちですが、とりあえずこの撥水スカートを履いておけばなんとかなると、着るものに迷わなくなったのも良い変化でした。街中で着ていても違和感のないデザインなので、せっかくのお出かけ予定が雨でも撥水スカートで乗り切れます。
ジャケットの透湿度に関しては、5~6月にしか試せていないですが、今のところ屋外で蒸れる感じはありません。屋内に入るとさすがに暑かったので、目的地に着いたら脱ぐことがほとんどでした。
なお、傘を差さずに着用するときは、筆者は移動を短時間で済ませるようにしました。徒歩10分を超えるような移動や、雨が激しいときは傘があった方が良さそうです。
ワークマンの2商品は、ともに人気のようで現在オンラインストアではすぐに買えない状況ですが、店頭だと取り扱っているケースもあります。また、商品ラインナップはかなり豊富なので、今すぐ手に入る他の商品でも十分活躍してくれるでしょう。
数多ある商品の中からこれだ! と思うものを見つけ出すのは楽しかったので、興味のある方はチェックしてみてください。