いつモノコト
学生だった私が高機能オフィスチェアを買った話
2022年5月31日 08:00
1年前、当時まだ学生だった頃、長らく使っていたゲーミングチェアが壊れてしまいました。心当たりはコロナ禍で増えた座位時間。ただでさえ趣味がお絵かきとノベルゲームという根っからのインドア人間な筆者ですが、さらにおうち時間が増えた結果耐えられなくなったのでしょう。新しく椅子を購入することにしました。
長時間椅子に座るので、この機会にしっかりしたものを買いたい。それまでは椅子に全くこだわりが無く、見た目だけで選んでいた筆者でしたが、入社予定のインプレスがテレワークを推進していたこともあり、「体、特に腰に優しい座り心地重視の椅子を買おう!」と決意。家具店まで足を運び色々な椅子を座り比べました。
そして購入したのがエルゴヒューマン ベーシック。楽天で87,780円でした。実際にデスクワーク向けに開発された椅子の方が体に良いだろうという判断でオフィスチェアに。リクライニング機能、腰を支えてくれるランバーサポート、そして筆者の好みである無骨なデザインの3つをバランス良く備えていた点が決め手でした。手が出しやすい価格ではないものの、高機能オフィスチェアの中ではコスパが良い方なので学生ながら奮発。楽天で買ったら組み立て済みで届きました。すぐに使えるのはイイ! この時点で既に高評価。早速いろいろな機能を試してみました。
エルゴヒューマンは4モデルが展開されており、高い順にプロ、ベーシック、エンジョイ、スマートとなっています。プロとベーシックには腰を支えるランバーサポートとヘッドレストが付いているので、2モデルから選ぶことに。座り比べた結果、ヘッドレストの高さが異なることに気付きました。ベーシックの方がより低めに固定でき、身長167cmと少し低めの筆者にはベーシックが一番フィットしました。本当は、骨格の耐久性に優れるプロが欲しかったのですが、ヘッドレストは使いたいので方針転換。もう少し身長が高ければ……。
機能はリクライニング、ランバーサポートに加えて、座席の上下と前後移動、アームレストの高さと角度調整があります。背もたれの操作は直感的ですし、座席調整は足元のレバー1つでできるので、そんなに難しくはありません。
座席はメッシュとモールドクッションから選べます。筆者は背もたれの見た目と合わせてメッシュにしましたが、これが良かった。クッションだとヘタったりムれてしまうのに対して、メッシュは通気性がいいので夏場にイヤな感じがしません。もちろん、座り心地は若干劣るものの、長い間快適に使うにはメッシュの方が向いていると思います。
リクライニングは角度が決まっているわけではなく、体重のかけ方に応じて無段階で沈み込む仕様です。まるで柔らかなソファでゆったりしているかのような感覚でとても気持ちいい。加えて、反発強度もお好みで調整可。ただ、こちらは手軽に変更できる感じではないので、気分によってこまめに変える、みたいな使い方には向いていません。もたれかかりながら調整できたら良かったのですが、レバーの位置や硬さ的に少し難しいです。
一方で、むき出しになっている骨格部分に埃が溜まりやすい、アームレストの角度変更時のカチカチ音が少しうるさいなどの気になる点もあります。とはいえこれらは些細な問題で、全体的にとても満足しています。ただでさえPC作業が多い筆者だと、腰に優しく座り心地のいいオフィスチェアは相性バツグン。購入時学生だった私には痛い出費ではあったものの、半日近くを座って過ごしていることを思えば、これもきっと必要経費。
筆者はまだまだ元気な20代ですが、仕事環境やライフスタイルが大きく変わった今、早いうちから体のことを意識しないと将来に響く気がします。今から健康を意識することで将来きっとあの時の選択が良かったと思える日が来ると信じ、次はマットレスと枕をいいモノにしようと計画中です。
