いつモノコト
欲しいサイズが見つかるキタジマのスチールラック
2021年5月22日 10:00
サーモスのコーヒーメーカーを買ったのですが、現実的な問題として置く場所に困るようになりました。予想以上に活躍していて、ほぼ毎日使っているので、その場しのぎではなくちゃんとした場所を確保したくなったのです。ダイニングにはすでにレンジ台があり、オーブンレンジと炊飯器が置かれていて、大きな棚を追加するほどのスペースはありません。そこで、余っているスペースに収まるサイズのスチールラックを探して買ってみました。キタジマのキャスター付きのスチールラック「スマートラック」で、棚のサイズは45×30cm、高さは93.5cm、棚数は3段です。価格は5,220円でした。
キタジマは物流倉庫をはじめ業務用のスチールラックを製造しているメーカーで、さまざまな種類の商品をラインナップしています。サイズのバリエーションもものすごく種類が多く、今回のように希望するサイズや限度が決まっている場合には非常に便利です。
例えば今回買った、家庭向けの白いキャスターが付いたシリーズのラックなら、棚のサイズは45×20cmから90×45cmまで19種類もバリエーションがあります。高さも48.5cmから153.5cmまで6種類が用意されています。置ける場所のサイズを図り、それを元に探せば、いい具合にフィットするサイズがたいてい見つかります。
以前に、防湿庫を収納するためにやはりキタジマの同じシリーズのスチールラックを買ったのですが、この場合も防湿庫がいい具合に中に収まるサイズが見つかりました。ちなみにどちらもキャスター付きですが、ルンバ(i7)が下に潜れる高さで、防湿庫がルンバに衝突されずに済んでいます。
今回買ったスチールラックのサイズは、幅は狭めの30cmです。奥行きの45cmと高さの93.5cmは、すでに置いてあるレンジ台とほぼ同じで、隣に置いてもきれいにフィットします(色味やデザインは違いますが)。壁や扉はなく、極めてシンプルですが、耐荷重は棚ひとつで40kg、総積載荷重は80kgと、スチールラックとしては初歩的なものの、安価な木製の家具と比べればかなり丈夫です。
購入したシリーズの棚板は薄めで、小さく重いものを乗せるとベコンと凹んだりするので使い方によってはちょっと注意する必要はあります。オプションとして棚用の木板や簡易的な柵になるパーツなども用意されているので、いろいろなカスタマイズも可能です。
組み立て、歪みの矯正にひと手間
製品は組み立てタイプで、ゆっくり組み立てても1時間ほどで終わりました。ボルトの本数が多いので、本締めには電動ドライバーの使用をオススメするのと、首振りソケットがあると非常に作業がしやすいです。キャスターについては電動ドライバーのソケットが入らないので、付属のキャスター用スパナを使いました。
4本の支柱と棚をボルトで固定するだけなので、説明書に沿って組み付けていけば難しい部分はありません。起こした状態で、ボルトの本締めの前に棚をバンバンと叩き、水平を出すのがポイントです。
組み立てた後のポイントは、歪みをいい感じに矯正することです。その構造上、棚の水平は出しやすいですが、支柱の垂直は出しにくいです。たいていの場合、上から見た時、最上段の棚と最下段の棚は互いにねじれたように、回転してずれている状態になっているので、両手でトラックの大きなハンドルを回すような感じで、上の棚をグイっと回転させてやると、支柱のねじれが矯正されます。横から見て平行四辺形のように歪んでいる場合もあるので、その場合もグイグイと動かしてやると支柱を垂直にできます。これは本締めの後でもできます。いずれにしても自分で組み立てる都合上、完全な水平や垂直は出しにくいので、その点は留意しておく必要があると思います。
特徴のあるスチールラックではないですが、サイズが非常に豊富なので欲しいサイズを見つけやすいですし、マグネットフックを付けたりS字フックを引っ掛けたりするのも簡単で、アイデア次第でいろいろ活用できます。キャスター付きなら掃除の際にサッと動かせて便利で、(長い辺の側は)ルンバが潜れる足の高さもあります。隙間を活用したい人や、特定の目的でジャストサイズの棚を探している人におすすめです。