いつモノコト
自転車用にモンベルの「シールドグラス」を買った。目が痛くない
2020年7月18日 09:30
自転車に乗るときに、虫が目に当たるのが痛いのと、花粉の時期の対策用にモンベルの「シールドグラス」を2月ごろに購入した。
筆者は自転車に毎日1時間ほど、週末は数時間乗るのだが、温かくなってくると気になるのが、目に飛び込んでくる羽虫。河原を走るせいで昆虫率は高く、時にはカナブン的な何かがガツンとぶつかってくる。幸い、めったに眼球に命中することはないが、それでも何かと鬱陶しい。
寒い時期は寒い時期で、目に風があたると、やたらと涙が出てきて鬱陶しい。眼球が乾きすぎて涙が出てきてしまうらしい。そして言うまでもなくスギ花粉。筆者的にはブタ草などの雑草の花粉もかなりつらい。
これまで何年も改善策を講じずになるがままであったのだが、「そういえば、ゴーグル付ければマシになるのでは……」と今更のように思いついた。
視野を覆うラウンド形状が特徴
Amazonなどで探せばそれこそ無数に選択肢はあるのだが、値段は安いものの玉石混交で選ぶのが難しい。きちんと探せば安くて使えるものもあると思うが、その探す作業が面倒だ。かといって現物を見に行くのも大変なので、ブランドに頼ることにし、筆者がアウトドアグッズを良く購入するモンベルのオンラインショップで「シールドグラス」を購入した。価格は3,500円。
商品情報によると、「目を覆う形状でふせぐ」的なことが書いてあったのに惹かれて購入した。レンズのカラーはライトグレーとクリアの2種類があるのだが、サングラス的な用途を期待してはいないのでクリアを選択した。
さっそく手元に届いたシールドグラスを付けてみると、なかなかのフィット感。「目を覆う」とあるとおり、グラス部分がラウンド形状で、目の端までしっかり覆う。これが思ったよりも良かった。完全密閉というわけではないが、目の周りをかなりしっかり覆ってくれる。
なにより装着していても視界がほとんど遮られないのがスバラシイ。グラス部分が目の端までしっかり回り込んでいるおかげで、非常にスッキリした視界が得られる。メガネや、薬局などで市販されている花粉対策メガネのように、グラス部分の端の形状が視界の端に入ってこないので、自然な視野だ。ノーズパッド付近はさすがに視界に入るが、一般的なメガネと大差なく、筆者的にはあまり気にならない。
グラスが大きくカーブしているので、歪みなども心配していたのだが、全くの杞憂だった。
滑り止め購入でいい感じに
ただ、個人差はあると思うが、あくまでメガネ形状なので、激しく動いたりするとずれてきて密閉度が下がってしまう。このため、Amazonで眼鏡用の「滑り止め」を購入してずり落ち防止対策とした。
シリコン製のパーツをメガネのツルに装着するだけだが、これだけでフィット感はさらに上がる。痛くない程度の位置でしっかり固定できるし、少しずつずれてくる不快感がない。外からの見た目としては微妙かもしれないが、別に街中に付けていくわけでもないので気にしていない。
ツル自体も滑り止め加工のようなものがされているので、シリコン製パーツを付けたときにずれにくい。
また、今回は活用していないが、ツルの部分にスリットが空いているので、固定用のバンドなども装着しやすい。スポーツで激しく体を動かすような場合にも対応しやすそうにみえる。
一応、商品としてはグラス部分は「防曇加工」とあるのだが、さすがにマスクをしているときなどは曇ってしまうことはある。マスクさえしていなければ、かなり密閉度を高くして装着しても曇らない印象ではあるのだが、まだ真夏に装着したことがないので正確なところはわからない。
ちなみに、ツルの部分は角度調整ができるので、レンズの部分を少し下向きにしてマスクの鼻の部分から息が入らないように調整すると多少マシな気がするので、マスクを着けるときはそうしている。
安心して自転車に乗れる
装着して自転車に乗ると、当然のことながらまず、虫が目に飛び込んでくることはほとんどなくなった。たまに小さな羽虫が隙間から入ってくるが、ぶつかってくるわけではないので気にならない。
花粉の時期にも使ってみたが、装着していないよりは軽減されていたと思う。元々完全密閉ではないのであまり効果は期待していなかったのだが、一般的な花粉対策用メガネもそこまで密着度は高くないので大差ないのではないだろうか。なにより視界の自然さがとても気に入っている。
風による目の乾きと涙は、かなり低減された。完全密閉ではないので風は多少入ってくるのだが、有ると無いとでは大違いで、十分効果が感じられる。購入した目的はほぼ達成されて満足感は高い。
