いつモノコト

アンダーアーマーのスポーツマスクを試す。普段使いも快適

UAスポーツマスク

新しい生活様式が求められるこの頃。どこへ行くにもマスクが必要だ。電車に乗る時、店に入る時など、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐのはもとより、「マナー」「エチケット」的な側面で、2020年7月の東京は、マスクが必須な状況にある。

そのため、これまでのマスクメーカーだけでなく、電機メーカーやアパレル、スポーツなど様々業種もマスクに参入。より特徴あるマスクも発売され始めている。

そんな中、スポーツブランドの「アンダーアーマー」が発表したのが、運動時に使えるという「UA SPORTS MASK(UAスポーツマスク)」。8月に発売予定で、価格は3,000円。マスクとしては高価だが、「通気性」、「フィット感」、「涼しさ」が特徴という。

3層構造を採用し、口や鼻の間にスペースを確保する「スペーサーファブリック」、通気性に優れ、湿気や汗は通しにくい「オープンセルフォーム」、肌に触れると涼しく感じられる「アイソチル」の3つの素材を組み合わせている。また、撥水加工されているため、雨の日のスポーツなどでも対応できるとのこと。

3層構造を採用

発売は8月だが、日本総代理店のドームから発売前の商品を借りて、実際に試してみた。サイズはMD/LG、カラーはブラックを選択した。

まずは普段使いで外出時や電車で付けてみた。3層構造のためか、生地がかなり厚くなっており、手にとった感じはあまり涼しげではないが、装着してみると肌の感触はひんやりしていて快適。さらに、口と鼻の間にスペースがあるため、マスクの圧迫感が少ない。マスクが顔に張り付かず、マスク無しに近い感覚で息ができる。

通気性もよく、マスク装着のストレスが軽減されていると実感できる。

続いてスポーツ。筆者は週に数回、約2kmのジョギングしているが、マスクを着用すると明らかに呼吸が苦しく、またマスクが顔に張り付くのが不快。そのため、最近は人が少ない夜以降にマスクなしで走ることが多い。

UAスポーツマスクを装着してジョギングしてみると、100mも走らないうちに呼吸がやや苦しく感じる。やはりマスクはマスク。ある程度ペースを落として走る必要がありそうだ。ただし、UAスポーツマスクの良いところは、口や顔にマスクが張り付かないこと。鼻と口の間に空間があるのできちんと呼吸でき、マスクが張り付くことによる不快感や息苦しさはない。なので一般的なマスクよりはかなり快適に感じる。

雨の中で走ってみたが、きっちり水を弾き、帰ってきたらマスクが重く感じるようなこともない。また、なにより重要なのは「スポーツウェアっぽい」デザインなので、装着するとやる気が出る(ような気がする)こと。

なお、UAスポーツマスクは、繰り返し利用も可能。必ず手洗いで、水と衣料用洗剤に10分程付けて、押し洗いするだけなので、洗濯の手間はそれほどでもない。入浴のついでなどで十分対応できると思う。

マスクとしてはやや高価だが、普段使いでもスポーツ時でも、UAスポーツマスクならではの「快適さ」はたしかに感じられた。

臼田勤哉